神奈川県遊技場協同組合（神遊協、伊坂重憲理事長）と神奈川県福祉事業協会（同会長）は10月22日、神奈川県の筋電義手バンクへの寄付に伴い、神奈川県知事から感謝状を授与された。

　寄贈式は同日、横浜市中区の神奈川県庁本庁舎で、神奈川県の黒岩祐治知事も出席して開催された。「筋電義手」は、腕の筋肉から発生するわずかな電流に反応し、自分の意思で手指を動かすことのできる機能を有し、幼児期から使い方を身に付けることで進学先や就職先など様々な可能性が期待できるなど、腕のない方の未来を支える義手のこと。

　神遊協の小林昇副理事長（同神奈川福祉事業協会理事）は、「筋電義手バンクの利用者は、乳児や小学生がほとんどということだが、子どもたちの夢や希望の支えとなるよう、これからもできる限りのことをしていきたい」と述べ、黒岩知事からは「筋電義手バンクは皆様の善意によって支えられている。今回、昨年に引き続いてご支援をいただいたことは、子どもたちの未来にとって本当に明るく嬉しいこと。その心をしっかりと生かせるように、我々も頑張っていきたい」と謝辞が述べられた。

　寄付金額は150万円で、2022年に筋電義手バンクが設立されてから今回で３回目の支援となっている。

＜出席者＞
寄付者側
・神奈川県遊技場協同組合副理事長・神奈川福祉事業協会理事　小林　昇　氏
・神奈川県遊技場協同組合専務理事・神奈川福祉事業協会理事　佐藤　信晶　氏
・神奈川流通商福祉防犯協力会理事・神奈川福祉事業協会理事　堀井　浩之　氏
県側　
・黒岩祐治神奈川県知事 ほか　

（写真）左から佐藤専務理事、小林副理事長、黒岩知事、堀井理事