【総会】中国遊商 第55回通常総会 山本理事長を再選

 中国遊技機商業協同組合(中国遊商、山本基庚理事長)は5月15日、広島市中区のANAクラウンプラザホテル広島において、第55回通常総会を開催し、定数52名に対して49名の出席(代理1名含む)と3名の委任状により定款に従い総会は成立した。

 開会のあいさつに立った山本理事長は、物価高やガソリン価格の高騰という日常生活における不安材料が多い中、遊技業界も厳しい状況が続いているとした上で、各種法令遵守や使用済み遊技機の適切な処分などの通常業務に加えて、社会貢献活動などの責務を果たすことの重要性に言及。組合員に対して協力を求めた。

 続いて、来賓あいさつに立った中国四国管区警察局広域調整第一課長の水原義猛氏は、組合による日頃からの警察行政に対する理解と協力に謝意を示した後、現在の遊技環境について「社会では依然としてギャンブル依存症問題が注目されている」とし、その取り組み継続の必要性を示唆。特に中国遊商に対しては、遊技機の不正改造対策や使用済み遊技機の適切な管理を要請した。

 議案審議では「令和6年度事業経過報告及び同決算関係の承認を求める件」「令和7年度事業計画(案)及び同終始予算(案)並びに同賦課金の額、徴収の時期及びその方法(案)の承認を求める件」「役員会選に伴う新役員の承認を求める件」が審議され満場一致で承認可決された。
 役員会選では山本理事長が再選となった。

 総会終了後は広島県警察本部生活安全総務課の髙田秀則課長補佐による行政講話が行われ、(1)遊技機の流通に関する業務の健全化(2)のめり込み・依存対策(3)広告・宣伝の適正化、の3点について言及があった。広島県では事案は確認されていないとしながらも、他府県において無承認変更などが散見されているとし、型式の同一性を担保する必要があると警鐘を鳴らした。
 また、特殊詐欺についても話が及び、広島県警察本部作成のチラシが紹介され、SNSを悪用した詐欺とその対策について説明があった。

 懇親会には、広島県遊技業協同組合から延川章喜理事長、回胴式遊技機商業協同組合から大饗裕記理事長も臨席。共にあいさつでは来るべき夏の参院選に向けて、関係者の結束を呼びかけた。

(写真)左から、山本基庚理事、中国四国管区警察局広域調整第一課長 水原義猛氏、広島県警察本部生活安全総務課 髙田秀則課長補佐、延川章喜理事長、大饗裕記理事長

 

 

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