サミー(東京都品川区)は7月30日、脱毛中に機器が放つレーザーを遮断するヘッドディスプレイを使用し、施術を受けながら動画コンテンツを楽しむことができるサービス「H.E.A.L」(ヒール)を9月より提供する旨、伝えた。なお、希望のサロンにはプレ導入として8月中は無償で利用できるキャンペーンも実施する。
サミーでは、多くの脱毛サロンで施術中に顧客(被施術者)が脱毛機器が発するレーザーを直視しないよう目を覆い遮断することに着目。レーザーを遮断しながら動画コンテンツを視聴することが可能なヘッドディスプレイを装着することで、これまで不可処分だった時間にエンターテインメントを提供する。
また、本サービスはサロン向け機能として、「広告差し込み機能」を搭載。同機能では、これまでは顧客との会話の中で言葉でしか伝えることができなかった自社の取り扱いスキンケア商品等をオリジナルの動画で紹介することが可能となる。さらに、動画視聴の開始および終了タイミングでサロンオリジナル動画を配信可能。デフォルトでは施術当日のスキンケアについて、アナウンス動画を用意している。
本機能は先日出展したBWJ名古屋2025でも高い評価を得ており、新たな施術の可能性を多くの人に実感してもらった。また今後のアップデートとして、顧客との会話を自動で記録するほか、AIにて会話内容を要約・記録する「議事録機能」の提供等を予定している。
なお本サービスは、脱毛サロンを皮切りに、リラクゼーションサロンや美容室、その他医療機関など、長時間にわたり顧客が滞在する業種への展開を目指す。
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