延田エンタープライズ(大阪府大阪市中央区)は、社内ベンチャー制度「ICプロジェクト」の2025年度提案(全127件)より選出された新規事業として、“学びたい子どもが環境によって学びを諦めなくてよい社会をつくる”という理念のもと、給付型奨学金「ミライヲツナグ奨学金」を立ち上げ、支援対象となる大学生の募集を2026年8月より開始する。
本制度は、公的支援だけでは十分に支援が行き届かない学生を対象に、返済不要の経済的支援(年額50万円)を実施。併せて、希望する奨学生が任意で参加できる「伴走支援プログラム(キャリア形成支援 )」も無償で提供する。
現在、日本の奨学金には返済を要する貸与型と返済不要の給付型があるが、給付型の対象は限られており、卒業と同時に返済負担を抱えて社会に出る構造が課題として指摘されている。特に、ひとり親家庭で経済的な困難を抱える世帯では公的支援制度だけではカバーしきれないケースが存在しているという。
延田グループでは今般、この状況に「経済的理由による学業継続の危機は、個人の可能性を奪うだけでなく、社会全体にとっても大きな損失につながりかねない」との危機感を抱き、民間企業だからこそできる機動的な支援により“学びたい子どもが環境によって学びを諦めなくてよい社会”の実現を目指すべく、「ミライヲツナグ奨学金」を始動させた。
同奨学金は「他制度との併用が可能で給付額の調整を行わない→JASSO(日本学生支援機構)など他の奨学金や大学の授業料減免制度との併用が可能」「年2回(2027年1月・ 3月)の分割給付で、安定した学業継続に寄与→年額50万円(返済不要)を学生本人名義の指定口座へ直接振り込む。学費等の負担が大きくなる進級期などに合わせた支給スケジュールを設定」「“教育”をもう一つの贈り物に。独自の伴走支援プログラムを提供(任意参加)→給付に加えて、社会に出た後に自立して活躍できる力を養うプログラムを無償で提供」という特徴を持つ。
発案者で事業責任者の(八嶋氏)は「この事業は私自身の原体験から発案した。進学という選択肢が必ずしも当たり前ではない環境で育ち、現在は2人の子どもを育てるシングルマザーであり、大学生の母でもある。だからこそ“子どもたちの将来の選択肢を家庭環境で妥協させたくない”という想いを強く持っている」と、提案の動機を説明。日本における奨学金給付の実情に触れつつ、「これは個人の問題ではなく、社会全体の将来に関わる構造的な課題。企業が少し手を差し伸べるだけで、その未来は大きく変わる。この事業を通じて教育格差の現状をより多くの人に知ってもらうとともに、支援が続く仕組みとして子供たちを支える輪を確実に広げていきたい」とコメントを寄せた。
【ミライヲツナグ奨学金 2026年度の募集・支援概要】
採用人数/6名(応募状況に応じて最大10名まで拡大の可能性)
◆支援内容/年額50万円(返済不要・2回分割給付)
◆付帯プログラム/伴走支援プログラム(任意参加)
◆応募要件/学年(大学2年次または3年次に在籍する学生)、世帯要件(ひとり親家庭で、一定の所得基準を満たす学生)、学業要件(在籍大学の学部・学科が定める標準修得単位数以上を修得し、過去に留年がない学生)
◆選考方法/一次審査=書類選考(学業成績・家計状況・小論文)、二次審査=対面面接、最終決定=奨学生選考委員会の答申に基づき代表取締役社長が決定
◆スケジュール(募集は 2026 年度事業、給付は 2027 年)/2026年8月10日〜10月31日に応募受付(特設サイト および公式 LINE にて)、11月〜12月に選考(一次・二次・結果通知)、2027 年1月・3月に奨学金給付(各25万円)、2月頃~伴走支援プログラム順次開始(任意参加)
【ミライヲツナグ奨学金について】
“可能性を広げ、人間力を育み、未来の自立をツナグ”を掲げ、経済的困難を抱えるひとり親家庭の大学生に対し返済不要の給付(年額 50 万円)を行う。併せて、希望者が任意で参加できる伴走支援プログラムを提供し、学生が自ら進路を選び取る力を育む。8月初旬に、WEBサイトならびに応募フォームを公開する予定。

































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