中国遊技機商業協同組合（中国遊商、山本基庚理事長）は5月16日、広島市中区のANAクラウンプラザホテル広島において第54回通常総会を開催。会員54名のうち本人出席49名、委任状3名、代理出席1名により定款に基づき成立した。

　冒頭、山本理事長があいさつに立ち、安心・安全な中古機流通事業の推進、セキュリティ対策の強化、使用済み遊技機の適正処理に言及。組合の法制上の地位と役割を重く受け止めて組合運営を続ける旨、抱負が語られた。

　続いて来賓の中国四国管区警察局広域調整第一課長の水原義猛氏があいさつ。組合の社会貢献、防犯協力等に対して謝意が示された他、不正改造機は業界への社会からの信頼を損なうものであるとし、組合に対して引き続き遵法営業に対する取り組みの継続を求めた。

　総会成立報告後の議案審議では、第１号議案「令和5年度事業経過報告及び同決算関係の承認を求める件」、第２号議案「令和6年度事業計画（案）及び同終始予算（案）及び同賦課金の額、徴収の時期及びその方法（案）の承認を求める件」が審議され、満場一致で可決承認された。
　なお、同組合による令和5年度の確認証紙交付件数は25,858件（対前年度マイナス4,221件）、台数は47,569台（対前年度マイナス2,564台）と共に減少した。

　また、第2部として広島県警察本部生活安全部生活安全総務課の新宅武公課長補佐による「遊技業の健全化について」と題した行政講話も行われた。

　総会終了後は懇親会が開催され、広島県警察本部の若林栄児生活安全部長、広島県遊技業協同組合の延川章喜理事長が来賓を代表してあいさつ。回胴式遊技機商業協同組合の大饗裕記理事長の乾杯の音頭の後、アトラクションを含む約2時間、華やかな会が催された。

（フッター写真・上段）左から、山本基庚理事長、中国四国管区警察局広域調整第一課長の水原義猛氏、広島県警察本部生活安全部生活安全総務課の新宅武公課長補佐