香川県遊技業協同組合(平山剛理事長)は令和6年12月に創設70周年を迎えるにあたり、地域社会貢献によるイベント「香川パチンコ・パチスロの日」を制定し12月1日をイベント日とした。
イベント内容は12月1日の午前9時から10時の間「ホール店舗内及び周辺道路等」の清掃活動をして、午前10時に県下店舗が一斉開店するというもの。ホール店舗数の減少及び遊技人口の減少を防ぎ未来に向けて増客及び発展を目的にした同イベントには香川県下の全店舗(非加盟8店舗含む全61店舗)から254人が参加した。
同イベントは綿密な計画によって実施されており、ポスターやのぼり等の販促物はもちろんのこと、11月23日から12月1日まで西日本放送と瀬戸内海放送の2社でTVCMを展開した。このCMは店舗内で流すことも可能。また同期間にWEB広告(YouTube、LINE、Yahoo!バナーなど)も展開した。
イベント当日の地域清掃活動中や開店後のホールスタッフはイベント専用ハッピを着用。「元気と挨拶」をテーマに遊技本来の楽しさを実感してもらうように努めた。
またイベントの事前告知活動として11月17日の午前8時30分から1時間、県内の観光名所である栗林公園を舞台に、同公園駐車場及び隣接する国道11号の歩道の清掃活動を実施。平山理事長以下39人(内子ども8人)の有志及び四国遊技機商業協同組合植田理事長以下2人が参加して40リットルごみ袋5袋分のごみを集めた。
遊協組合主催によるこの種のイベントとしてはかなり異例のことだが、イベントそのものをかなり丁寧に検証している。目標年2回の継続開催のための検証だが、その検証結果は興味深い。
イベント日の一週間前である11月24日(日)と比較してイベント日である12月1日(日)の平均客数(11時・15時・19時)がどうたったか県下全61店舗にアンケートしたところ、20%以上増客が20店舗、15%以上増客が11店舗、10%以上増客が13店舗、5%以上増客が2店舗、あまり変わらないが14店舗、5%以上減客が1店舗と、イベント当日の増客が県内全域に拡がったことがわかった。また、エンタープライズで確認できる県下56店舗の稼働統計は11月24日が7,113人で12月1日が8,963人と約26%も増加している。さらに前年12月3日(日)が7,513人なので(12月第一日曜日としての)前年比でも約19%増客していることがわかった。
検証は他にもアンケートで新規・休眠ユーザーの来店状況やお客様の反応、1店舗あたり約6万円ほどの予算における費用対効果など、多岐にわたる回答を得ており、次回開催に役立つ意見が多く集まった。
事前に香川県警察本部の助言も得ながら香川パチンコ・パチスロの日は実施されており、結果的に組合創設70周年にふさわしい、増客も実現する健全なイベントとなった。令和7年も同イベントが継続して実施されることが期待される。
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