【総会】岐阜県遊技業協同組合 第62期通常総会

 岐阜県遊技業協同組合(岐阜県遊協、清水達浩理事長)は5月25日、岐阜県岐阜市の岐阜グランドホテルにおいて、第62期通常総会を開催した。同組合では金光淳用前理事長のMIRAIぱちんこ産業連盟の代表理事就任に伴い、3月から新たに理事長に清水氏が就任した。

 冒頭、あいさつに立った清水理事長は、業界が未曾有の厳しい営業環境にあるという認識を示した上で、「若年層への新たなアプローチ」「ギャンブル依存症対策などの社会的責任」「パチンコ・パチスロが健全な娯楽であるという事実の啓蒙活動」「環境負荷への対応」など、取り組みべき課題に言及。若年層へのアプローチについては、エンタメ性の高いコミュニケーションツールやオンラインプラットフォームの活用などを例として挙げた。

 来賓あいさつでは岐阜県警察本部葛飾孝彦生活安全部長が祝辞を述べ、同組合のリーダーシップによる健全営業への取り組みの継続に期待を示した。

 総会は会員数57名中、出席27名、委任26名により定款に従い成立した。

 議案審議では第1号議案「2022年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書および余剰金処分(案)の承認の件」、第2号議案「2023年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件」、第3号議案「2023年度賦課金額、会費等の徴収方法決定の件」、第4号議案「加入特別賦課金及び徴収方法決定の件」、第5号議案「組合取引銀行決定の件」、第6号議案「2023年度役員報酬額決定の件」、第7号議案「定款一部変更承認の件」、第8号議案「役員補充選任の件」、第9号議案「総会宣言、スローガン採択の件」が上程され、すべて満場一致で承認された。

 総会終了後は岐阜県警察本部生活安全総務課の松岡孝至課長補佐による「健全営業について」と題した行政講話が行われた。講話では岐阜県下の犯罪情勢、ぱちんこ営業における事件・行政処分の現状が報告された後、広告宣伝の取り扱いについて説明があり、ガイドラインの遵守を要請した。

 なお、岐阜県遊協の加盟店舗数は3月31日現在で104店舗(休業中1店舗含む)、設置台数は52,677台となっている。

(写真)左から、清水達浩理事長、岐阜県警察本部葛飾孝彦生活安全部長、岐阜県警察本部生活安全総務課松岡孝至課長補佐

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