全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、阿部恭久理事長)は6月26日、ホテルニューオータニで第32回通常総会を開催した。
今年は北海道の5方面遊協組合(札幌、函館、旭川、釧路、北見の各方面)が合併し北海道遊技事業協同組合が誕生したことに伴い、札幌方面を除く4方面遊協の理事長がそれぞれ退任している。4方面遊協の前理事長らや全日遊連傘下の遊協組合の退任役職者らに対する感謝状贈呈の表彰式が行われた。
なお、感謝状贈呈受賞者の筆頭になったのは「遊技場における喚起実証動画制作への貢献」の大木啓幹(オオキ建築事務所)氏。この動画は全国青年部会の企画からスタートし、動画が公開された3年前のコロナ禍初年度において、ぱちんこ店が感染リスクが高いという誤解を払拭するのにとても有用だったことは記憶に新しい。総会議案審議に入る直前の阿部理事長のあいさつにおいても大木氏ら動画制作関係者に謝意を示している。
阿部理事長のあいさつでは、他にもセーフティネット(公的融資)の対象になったことや経過措置延長等に触れ、業界が結束していくつか成果を挙げていることを強調した。また、6月14日の遊技産業議員連盟の会合について触れ、各議員に全国各地の遊協が推薦を出すという形になっており地域と各議員の関係が強化されているとした。また、今後さらにこの関係性を強化して、国会議員100名規模の議連になるように協力を呼びかけた。
すべての議案は可決・承認された。
総会終了後の祝賀パーティーでは、警察庁生活安全局保安課の松下和彦課長が来賓としてあいさつをした。松下課長は車内乳幼児放置対策について触れ、直前に愛知県で発生した車内乳幼児放置事件(母親が保護責任者遺棄の疑いで逮捕)での生後二か月の乳児が店舗スタッフの発見により命に別条がなかったことを高く評価し、これからも対応してほしい旨要請した。
他にも来賓に業界各団体の幹部らが勢ぞろいした。遊技産業議員連盟の田中和徳会長、全日本遊技産業政治連盟顧問の野田毅氏なども来賓し、それぞれあいさつを述べた。
(写真)ヘッダー:阿部恭久理事長 フッター:警察庁生活安全局保安課・松下和彦課長
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