【総会】福岡県遊技業協同組合 第63回通常総会を開催、平岡理事長を再選

 福岡県遊技業協同組合(平岡聖教理事長)および同連合会、同防犯協力連合会の通常総会が5月24日、福岡市博多区のグランドハイアット福岡にて開催。任期満了に伴う役員改選では、平岡理事長を五選した。

 総(代)会の成立が報告された後、平岡理事長は、各種連絡事項を報告した後、「業界各団体が横のつながりを強化しながら、様々な交渉事に臨む姿勢が顕著になりつつある」と述べ、団体の垣根を越え、共存共栄に向けた積極的な連携の意義を説き、形式に拘泥する時代には既にないことを暗に語った。

 議案審議では、2023年度事業概況並びに決算関係書類・監査報告、2024年度事業計画案、収支予算書案の設定等の審議が行われ、原案通り可決承認された。

 総会終了後、福岡県警察本部生活安全部生活保安課許可等事務担当室の髙野竜馬課長補佐が「ぱちんこ業界の現状と遵守事項」と題し講話。業界として取り組むべき課題として、「依存問題への対策」、「広告宣伝の適正化」、「賞品の適正な提供」、「子ども車内事故防止」の4点を挙げ、警察行政としても、業界の健全化に向けた取り組みに理解を示し、引き続き支援をして行きたい旨を述べた。

 祝賀会では恒例の社会貢献寄付金贈呈式が催され、福岡県こども食堂応援プロジェクト、福岡県児童養護施設協議会、(公社)福岡県防犯協会連合会、(公社)福岡県少年警察ボランティア協会、(公社)福岡犯罪被害者支援センター、(公財)福岡県暴力追放運動推進センター、(公財)九州盲導犬協会、の7団体に寄付金が贈られた。続き平岡理事長が挨拶。「業界全般を俯瞰するに、ホールの数も下げ止まりはしておらず、メーカー、商社も含め、どこかが収益を得ているわけでもない。このような状況で、簡単に『ファンの回復』をと語られるが、本気でやっているのか、と問われると自信を持って何かを答えられるかは疑問だ。目先の利益を追うのではなく、長期的な視野に立ち、業界で一丸となって、ファンの回復を真剣に考える過渡期である」と訴えた。祝賀会は関係各方面から76名が出席、親睦が図られた。

(写真)ヘッダー:平岡聖教理事長 フッター:左から、福岡県警察本部生活安全部生活保安課許可等事務担当室の髙野竜馬課長補佐、寄付金贈呈式の様子

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