ダイナムジャパンホールディングス(東京都荒川区)は11月25日、2025年3月期の中間連結決算を発表した。
同社の2025年3月期中間連結決算は、営業収入63,753百万円(前年同期比99.0%)、営業利益6,044百万円(前年同期比137.4%)、中間利益2,190百万円(前年同期比116.9%)と減収増益となった。
まずパチンコホール業界の現状について、「レジャーの多様化等による遊技人口の減少やパチンコホールの閉店・廃業が続いている一方で、主にM&Aによる業界再編を通し2極化が進んでいる」「パチスロ市場はスマートパチスロ機の登場等により若年層を中心に顧客の増加が見られたことから堅調に推移した。一方で、パチンコ市場はスマートパチンコ機の導入に加え、新たなゲーム性を備える“ラッキートリガー”を搭載したパチンコ機の導入が始まり市場回復への期待が高まっている」との認識を提示。
このような環境下、同社グループのパチンコ事業の業績においては、スマートパチスロの好調を背景に一部のホールでパチンコからパチスロへの切り替えを進めたが、設置台数の60%以上を占めるパチンコにおいてはスマートパチンコ機の市場投入が進まなかったこと等によりパチンコ事業収入は減収になったと説明。利益については、修繕費や遊技機からの減価償却費の減少に加え、光熱費や広告宣伝費等の削減に努め営業経費を抑制した結果、増益で着地したと伝えた。
他方、航空機リース事業については保有機数10機、管理機数7機を通じ、安定的な収益を確保。引き続き良質な資産を積み上げるとともに、航空機管理サービスを他社へ提供することでさらなる収益力の強化を図っていくとした。
なお、株主への中間配当は、1株あたり2円50銭。
同社決算の詳細については、https://www.dyjh.co.jp/ir/archives/quick/index.htmlより資料をダウンロードできる。
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