パチンコホールを全国展開するマルハン(京都市上京区、東京都千代田区)は7月6日、同社社員の狩野亮氏が日本障害者スキー連盟の強化指定を辞退し、パラアルペンスキー日本代表としての活動を引退することを伝えた。今後は世界を舞台にした日本代表としての活動はなくなるが、競技の引退はせず、国内にてスポーツ界への恩返し、選手の育成、社会貢献などのさまざまな方面で活動していく予定という。
狩野選手はこれまでに、パラリンピックに5大会(トリノ・バンクーバー・ソチ・平昌・北京)連続で出場し、バンクーバー大会(2010年)のスーパー大回転で金メダル、ソチ大会(2014年)の滑降およびスーパー大回転の2種目で金メダルと、合計3個の金メダルを獲得している。
狩野亮選手はコメントで、支えてくれたすべての人に謝意を示しつつ、「これからは国内にて、スポーツ界への恩返し、選手の育成、社会貢献など、さまざまな方面に目を向け活動していきたいと考えている。出会える人々、関わる人々に何かを届けられるよう、そして少しでも豊かな人生へのきっかけになることを目標に活動していきたいと思う」と述べた。
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