パチンコホールを中心に総合エンターテインメント事業を展開するマルハン（京都市上京区、東京都千代田区）は11月28日、タレントマネジメントシステム「Talent Palette（タレントパレット）」で人材データを活用した人事戦略を推進し先進的な取り組みを行った企業として、「第2回科学的人事アワード」（プラスアルファ・コンサルティング主催）において特別賞を受賞した旨、発表した。

　「科学的人事アワード」とは、人材データを活用した“科学的人事”の実践を推進するプラスアルファ・コンサルティングが主催するアワード。プラスアルファ・コンサルティングのタレントパレットを導入する企業の中から、特に意欲的・先進的な取り組みをした企業が表彰される。

　なお、「タレントパレット」を活用した同社の取り組み（一部）は以下の通り。

　採用から育成に関わるデータをタレントパレットに集約し、一元管理することで大幅な経費削減を実現。社内研修をタレントパレットで実施し、全社員の自律的な学習の支援に繋げた。また、従業員同士で感謝の気持ちを送り合う文化を「イズムの種まき（サンクスポイント）」として定着化させたことで、月間10万件以上のやり取りが生まれ、全社の横断的コミュニケーションが大きく活性化した。

　受賞にあたり、マルハン東日本カンパニー人事部の武田幸久部長は、「1998年の制定から今日まで全従業員で大切に語り継いできた『マルハンイズム』は、当社のミッション、ビジョン、バリュー、クレドやフィロソフィーにあたるもの」とし、「タレントパレットのサンクスポイント機能にマルハンイズムの言葉を紐づけ、社員間で感謝のポイントを贈りコミュニケーションを活性化することで、“誰かが見てくれている。見守ってくれている”という温かな人間関係と大切な価値観を育むことができた。これらが新規アルバイトスタッフをはじめとする従業員の定着率向上にも繋がっている」とコメント。全社で育んだ取り組みで受賞したことに謝辞を述べた。