マルハン、従業員による募金活動で依存問題対策機関へ総額400万円の寄付を実施

 パチンコホールを中心に総合エンターテインメント事業を展開するマルハン(京都市上京区、東京都千代田区)は319日、従業員が実施するマルハン従業員募金から、産業課題である依存関連問題に対する貢献として、認定NPO法人ワンデーポート(以下、ワンデーポート)に200万円、認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)に200万円の寄付を行った旨、報告した。

 314日には、マルハン従業員募金運営会の林万喜代表がワンデーポートの中村努施設長を訪問し、活動の近況や今後の展望について聞いた。

 ワンデーポートは、2000年に設立された我が国初のギャンブル依存支援施設で、生活の立て直しを柱にした相談事業、入所支援事業に取り組んでいる。制度に縛られないサービスを提供するために、福祉制度に基づく公的補助金は受けず、寄付を主要財源に運営している。

 RSNは、パチンコ・パチスロの遊技に関する依存および依存関連問題解決の支援を行うことを目的に設立された非営利の相談機関であり、パチンコへの過度ののめりこみ(パチンコ依存問題)に焦点を当て、早期介入のシステムを作る必要性を提唱。電話相談による早期介入と問題からの回復支援を目指して活動している。

 マルハンは良き企業市民として社会への責務を果たすべく、自らが社会を構成する一員であることを意識。同社の店舗を利用しない人にも「マルハンがあって良かった」と思ってもらえるよう、今後とも、企業、従業員ともに、地域社会との「共感・信頼」、社会の持つさまざまな問題に真摯に取り組み、「良き企業市民」として様々な社会貢献活動に努めていくとしている。

(写真)左:マルハン従業員募金運営会 代表 林 万喜 氏 右:認定NPO法人ワンデーポート 施設長 中村 努 氏

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