九州遊技機商業協同組合(國分寿人理事長)は5月31日、福岡市博多区のホテルオークラ福岡で第36回通常総会を開催した。
組合員総数121名のうち、本人出席が65名、委任状出席が37名、合計102名の出席で、総会成立が報告されたあと、冒頭のあいさつで國分理事長は、就任後の一年を振り返り、「店舗数の減少に歯止めがかからず、まだまだ厳しい状況が続いている」と業界の現況を憂いつつも、「この一年で業界の現状を何とかしたいという多くの方々と触れ合い、同じ思いを新たにした。来月には、ぱちんこ産業パーパスも発行され、目的や価値観を共有する良い機会と捉えている」と、新たなるステージとなりうる展開に期待を寄せるとともに、組合員の経済的地位の向上に向け、引き続き邁進することを誓った。
総会では6つの議案が上程され、すべて原案通り可決承認された。続き、来賓祝辞では、福岡県警察本部生活安全部生活保安課の飯盛貴之課長が、ギャンブル依存症対策が、業界健全化の最右翼に位置づけられると強調、平素からの組合の積極的な取り組み姿勢に敬意を表するとともに、不正遊技機の流通防止、中古遊技機流通の健全化、使用済み遊技機の適正処理についても、引き続き、立場をともなった責任ある行動の遵守を要請した。
また、九州地区遊技業組合連合会の松尾道彦会長は、「コロナ禍を経て、世間は永かったデフレからの脱却、インフレ傾向が顕著となっている。そんな中、業界は売上の肝となる貸玉料金も据え置かれた状況が続いている。我々業界は、依存症問題に真正面から取り組み、積極的な社会貢献活動を展開する一方、果たしてパチンコ・パチスロ遊技の魅力を、十分に発信して来れたのか、これらの原初的な魅力を社会に伝えるため、業界に関わる全ての人と一丸となって盛り上げて行きたい」と力を込めて語った。
(写真)ヘッダー:國分寿人理事長、フッター:左から、福岡県警察本部生活安全部生活保安課の飯盛貴之課長、九州地区遊技業組合連合会の松尾道彦会長
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