一般社団法人日本遊技関連事業協会(日遊協、西村拓郎会長)の近畿支部(増田光均支部長)は10月3日、大阪市中央区のKKRホテル大阪において令和6年度近畿支部総会ならびにセミナーを開催した。
総会には大阪府警察本部生活安全部の平山信幸保安課長、近畿管区警察局広域調整部広域調整第一課波多野健広次席兼調査官が臨席。平山課長は業界の健全化についての行政講話の中で、大阪IRに関連してのめり込み・依存対策は特に社会から注目されているとして、自己申告・家族申告プログラムの利便性向上や、医療機関等との連携強化を要請した。また、業界においては、広告宣伝を始めとする各種ガイドラインの運用が自主的取り組みとして進んでいると評価する一方、ガイドラインは守られないと意味がないとし、日遊協のリーダーシップに期待を示した。
続いてあいさつに立った増田支部長は、関西IR開業までの6年間に、業界パーパスを元に社会的地位の向上を目指すことが我々の最重要課題と指摘。支部会員に対して引き続き活動への協力を求めた。
日遊協本部からは西村会長も出席。あいさつで、各種ガイドラインの自主的運用が進んでいることについて、「業界がガイドラインを守ることを前提として行政が認めたもので、業界と警察庁との間での約束事でもある」と述べ、ガイドラインを守る環境作りに協力を要請した。
総会終了後のセミナーでは公益社団法人Civic Force代表理事の根木佳織氏が「遊技業界における災害時支援の可能性~ひとりでも多くの命を救うために~」と題した講演を行なった。
続いて、エンパチ総研の茂木欣人代表が「広告宣伝ガイドライン最前線」と題した講演を行い、「オススメ」「虹文字」「第三者取材、公約問題他」「メーカー記念日、キャラ誕生日等」「店長就任、店長誕生部等」について具体的な是正勧告事例などを示しながら解説を行なった。
(ヘッダー写真)増田光均支部長
(フッター写真)左から、西村拓郎会長、大阪府警察本部生活安全部 平山信幸保安課長、Civic Force代表理事 根木佳織氏、エンパチ総研 茂木欣人代表
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