三重県遊技業協同組合(三遊協、権田清理事長)は5月20日、三重県津市のホテルグリーンパーク津において、第64回通常総会を開催した。総会は会員数19名のうち、出席16名、委任状提出3名により定款に従い成立した。
総会に先駆けて、会場では支援金等の贈呈式が行われた。
フリースクール三重シューレには全国パチンコ・パチスロファン感謝デーの収益金の一部が支援金として贈呈された。また、三重県防犯協会連合会には被災地の避難先で使用できるクッション1000個を贈呈、三重いのちの電話協会には助成金内定証が授与された。
また、ギャンブル依存症家族の会・問題を考える会からは三遊協に対して活動啓発品が贈呈された。
総会冒頭、あいさつに立った権田理事長は、「遊技業界はギャンブルではなく、社会生活で必要とされる娯楽を提供している」「業界の節度ある広告宣伝や、積極的な依存対策はギャンブルとは一線を画したものである」と遊技業界の立場を改めて指摘。さらに地域に根ざした企業活動は、地域の反映に繋がっていると確信しているとした上で、「遊技業界の理解者を1人でも増やすために、引き続き組合活動への協力をお願いしたい」とあいさつを結んだ。
また、来賓の自民党三重県連の中嶋年規幹事長は組合による社会貢献活動に謝意を示した後、「電気代の高騰や人手不足など、経営に多くの課題があることは想像に難くない。様々な声を聞くことを通じて、少しでも力になれればと思う」と述べた。
続いて、三重県警察本部生活安全部の須川洋幸主席参事官が島田素明生活安全部長からの祝辞を代読。業界に対して、自己申告・家族申告プログラムなど実効性の確保に向けた取り組みが要請された他、申請書類の簡素化や申請に伴うホールへの立ち入り確認を抽出方式としたことなど、業界への負担経験に取り組んでいることが紹介された。
議案審議では、令和6年度事業報告・収支報告、令和7年度事業計画・収支予算などが上程され、すべて満場一致で承認。また役員改選では権田理事長が再任された。
また、終了後は遊技産業政経セミナーが開催され、全日本遊技産業政治連盟の千原行喜副会長、大饗裕記副会長も来賓として臨席。壇上で権田理事長も交えて、夏の参議院選書に向けて結束を呼びかけた。
(フッター写真)左から、権田清理事長、贈呈式の模様、自民党三重県連 中嶋年規幹事長、三重県警察本部生活安全部 須川洋幸主席参事官
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