兵庫県遊技業協同組合（兵遊協、平山龍一理事長）は５月２９日、神戸市中央区のホテルクラウンパレス神戸で第５７回通常総会を開催した。議案審議では定款の一部変更の件が審議され、組合の名称を「兵庫県パチンコ・パチスロ協同組合」に改称することが、出席者１０３名中９８名の賛成をもって可決、承認された。

　改称の理由について平山理事長は、娯楽の多様化が進む中、“遊技”という言葉で表現される娯楽が多岐にわたり、パチンコ・パチスロだけを指すものではなくなったとしたで、様々な社会貢献活動等の主体が兵遊協であることを県民に分かりやすく理解してもらう必要性があると述べた。
　なお、これに伴い兵庫県遊技業組合連合会は「兵庫県パチンコ・パチスロ組合連合会」に、兵庫県遊技業組合防犯協力会は「兵庫県パチンコ・パチスロ組合防犯協力会」にそれぞれ改称することとなった。

　また、平山理事長は、大阪IRに関連してギャンブル依存問題に社会的注目が集まる中、リカバリーサポート・ネットワークが提供する従業員向けの教育プログラムである「依存問題e-ラーニング」の活用を加速させたいと語り、依存・のめり込み対策の重要性を指摘した。

　議案審議では第１号議案から第８号議案までが上程され、すべて承認された他、組合事務局永年勤続職員表彰、はぁ～とふるふぁんど功労賞表彰なども行われた。

　また、兵庫県県民生活部県民生活部部長の田中序生氏と兵庫県警察本部生活安全部保安課の中筋祐治調査官が来賓としてあいさつし、中筋調査官は兵遊協による安心パチンコ・パチスロアドバイザー制度や自己申告プログラムの導入による依存問題への取り組みを評価した上で、実効性確保に向けた継続した取り組みを要請した。

　総会終了後は２３０名を超える出席者による懇親会が盛大に開催された。

（フッター写真）左から、平山理事長、兵庫県県民生活部 田中部長、兵庫県警察本部生活安全部保安課 中筋調査官