静岡県遊技業協同組合(冨田直樹理事長)は6月12日、静岡市駿河区の「ホテル グランヒルズ 静岡」で第64回通常総会を開催、任期満了に伴う役員改選で、冨田理事長を再任した。
総会に先立ち、恒例の寄付金贈呈式が行われ、静岡県教育委員会が進める青少年の健全育成における各事業に総額300万円を贈呈。また静岡県暴力追放運動推進センター、静岡県防犯協力連合会に各100万円が贈られた。これを受けるかたちで、静岡県知事から感謝状が組合に贈られた。
続き、来賓として出席した全日遊連の阿部やすひさ理事長、日遊協の西村拓郎会長からあいさつがあった。
開会に先立ち、あいさつに立った冨田理事長は、コロナ禍を経て社会経済活動が正常に戻りつつある中、遊技業界は店舗数の減少が顕著であり、ファンの回復には至っていないという現状を示した上で、余暇をネット空間で過ごす人の割合が増える中、これらでは味わえない現実空間における大衆娯楽の愉しみをファンに訴求できることが、パチンコ・パチスロ遊技の魅力であるとした。このためにも、更なる県民への信頼確保につなげるため、業界のパーパスである「遊びの力で、心を元気に」を実践すべく昨年同様、各種ガイドラインの遵守の下、お客様第一主義を至上命題とし、積極的な社会貢献活動を推進していくことが、業界の発展に繋がると力説した。
続き、議案審議では、4つの議案が審議され、事業報告、決算報告など上程議案はすべて承認可決された。
議事終了後、来賓として静岡県警本部の幹部の方々が入場。あいさつした静岡県警察本部の高橋直人生活安全部長は、日頃の警察行政への理解と協力に謝意を述べた後、県内の犯罪情勢について述べ、刑法犯の認知件数、被害額ともに増加傾向にあることを数字を踏まえ説明。なかでもSNSを利用した特殊詐欺、投資詐欺事案等の増加が顕著となる中で、ここに来て、警察官を装い、捜査名目で現金を騙し取る手口が急増していることを挙げ、この手口で、高齢者のみならず現役世代も含めた幅広い層で被害が及んでいることに言及、事前に組合員に配布したチラシをもとに解説し、注意喚起を促した。
総会終了後は、場所を移して懇親会が華やかに開催され、メーカー、関連業者等を交え、組合員との親睦がはかられた。
(ヘッダー写真)寄付金贈呈式
(フッター写真)左から、冨田理事長、高橋生活安全部長
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