一般社団法人日本遊技関連事業協会(日遊協、西村拓郎会長)は9月30日、「令和3年度女性活躍推進フォーラム第 1 回」をオンラインで開催した。参加者は31名(19社)で、今回のプログラムは、JCDA認定CDA、国家資格キャリアコンサルタントの梶川則子氏によるセミナーとグループディスカッションにより構成され、約4時間40分(休憩含む)という内容となった。
ダイバーシティをテーマに「私らしく在り、組織で、働く。」というタイトルで行われたセミナーで梶川氏は、「国が発表した第九次職業能力開発基本計画には女性や高齢者、障がい者の雇用を促進し、問題を解消していこうと様々な施策が盛り込まれている。昨年からの世界的なコロナ禍に象徴されるように、変化の激しい、何が起きるかわからない不確実な社会で、一人一人が自律的に働きそして生きる、そんな社会づくりを目指そうという意識が、同基本計画の随所に見受けられる」と社会の動きを解説した。また、「ダイバーシティは多様性を意味し、個人的には、自分が自分であることに誇りを持って生きていくこと。性差だけでなく LGBTQ や人種、障がいの有無、宗教、年齢など、さらには価値観や性格・嗜好など内面も含む個人を尊重することを言う。また社会的観点からは、一人一人が違うことを認め合い、協力して創造性を生むことができることだ」と説明した。さらに、「仕事の中に現れる自分らしさに気づいて、組織の中でどう生かしていくことができるか。かけがえのない私が、今のこの組織の中で私が働くということを考えてまいりましょう」と講座を終えた。
第二部のグループディスカッションはブレークアウト機能を使用し、これからの半年間一緒に課題に取り組むメンバーがグループごとに会議を進めた。各グループでは、取り組むべきテーマと、リーダー、書記を決め、今回の決定事項、次回までの課題などを盛り込んだ議事録作成を行った。
2022年2月を最終回とする全5回の当フォーラム、次回開催は10 月28 日を予定している。
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