【総会】大阪府遊技業組合連合会青年部会 第35回定時総会

 大阪府遊技業組合連合会青年部会(金森健鎰部会長代行)は5月27日、大阪市天王寺区の「シェラトン都ホテル大阪」にて、第35回定時総会及び懇親会を開催した。

 冒頭であいさつに立った金森青年部会長代行は「業界は厳しい環境下にあるが、地域社会と共生し、必要とされる存在となることを念頭に、パチンコ・パチスロの楽しさを感じていただくことで、遊技人口の回復に努めてまいりたい。このためには、新しい感性で、互いに意見や知恵を出し合い、積極的に活動することで、社会そして業界に貢献できる青年部会を作っていきたい」と依然続くコロナ禍の中、過去の幾多の危機や困難を乗り越えた青年部会の歴史を振り返りつつ、決意を述べた。

 続き、大阪府遊技業組合連合会の平川容志会長があいさつし、先ごろ大阪市議会が可決した「パチンコ、パチスロ等をギャンブルに位置づけ、ギャンブル等依存症防止のための適切な対策を促進させることを求める意見書」について触れ、業界がこれまで行ってきた依存症対策の経緯を踏まえた上で、大阪というIRカジノに直面する自治体の、これら行政判断に対して違和感を露わにした。

 また、総会には大阪府警察本部から来賓が出席し、生活安全部保安課の松原成嘉管理官が祝辞。松原管理官は警察行政への理解と協力に謝意を述べた後、青年部主催の、将来を担う子どもたちの健全育成に寄与する「未来っ子カーニバル」について、大阪を代表する社会貢献活動であり、永続を切に願うとし、その存在意義に敬意を表した。ぱちんこ営業の健全化については、「使用済旧規則機の適正な廃棄」について注意喚起を促した上で、新規則機移行により、射幸性の担保の観点から、不正改造事犯が増える可能性を危惧した。あわせて時節柄、児童の車内放置事案の未然防止については、対策が形骸化していないか等を確認するとともに、自主的な取り組みも含め徹底した強化を要請した。

 議案審議では、令和3年度事業報告並びに収支決算報告、令和4年度平運営方針並びに事業計画案、予算案審議が行われ、全て原案通り承認された。

 総会終了後の第2部では、東京大学薬学部教授の池谷裕二氏が「ニューノーマルを生き抜く脳の使い方」というテーマで記念講演を行った。AIに置き換わりつつある現代世界の中での脳の可能性に言及。例えば、「やる気を生む脳」については、やり始めない限り、やる気は出てこない、脳は、やる気ではなくシステムに従う等、事例を交え、複雑な脳の仕組みを、わかりやすく講演した。

(写真)左:大阪府警察本部生活安全部保安課の松原成嘉管理官、右:東京大学薬学部教授の池谷裕二氏

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