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日遊協 「遊技業界データブック2022」を発刊

 業界唯一の横断的組織である日本遊技関連事業協会(日遊協、西村拓郎会長)はこのほど、遊技業界のさまざまな統計情報を集めた「遊技業界データブック2022」を制作。921日に同協会ホームページで公開した。

 遊技業界のデータはこれまで、行政や団体個々で集計されていたが、包括的にまとめられたものは少なく全体像が見えにくかった。そのような状況から日遊協では、業界の姿を内外に正しく伝えていくためにも蓄積されたデータや知識を体系的にまとめあげる必要があると判断し、2018年よりデータブックを編纂。電子書籍スタイル(PDF形式)にまとめ、ホームページから容易にダウンロードできるようにした。

 データブックは「遊技業界の現況解説」と「データ編」の2部で構成。単なる数値の羅列に終わらず、複数の専門家による解説文を加えたことで、業界の1年間が立体的に理解できるよう工夫されている。なお、「遊技業界データブック2022」では、パチンコ・パチスロ業界の2021年を多角的に検証するのに役立つよう、店舗数、遊技機設置台数、新台、中古機流通量、売上、雇用、社会貢献、アンケート調査によるプレイヤーの意識の変化など数多くのデータを掲載した。

 解説編は、2021年の業界動向について、日遊協による総括「2021年の遊技業界」のほか、「社会」「経済」「人的資源」の3つの視点から分析。解説の執筆は、「社会的視点からみた遊技業界」を、脳科学者の篠原菊紀公立諏訪東京理科大学教授(依存問題からの視点)と柳井猛昌東洋大学社会学部非常勤講師(広告の視点)が担当。「経済的視点からみた遊技業界」は帝国データバンク情報統括部が執筆を担い、「人的資源の視点からみた遊技業界」はパック・エックスが手掛けた。

 西村会長は発刊に寄せたあいさつで、「パチンコ、パチスロは、手軽で身近な大衆娯楽として戦後から目覚しい発展を遂げてきた。コロナ禍やデジタル化の拡大によって人々の生き方そのものが変わっている今日においても、日本の娯楽文化を代表する産業の一つとして多くの人に愛され続けている」と遊技業の社会におけるポジションを説明。同データブックでは、こうした遊技業界の2021年をさまざまな分野の専門家による解説と各種業界データで詳らかにしており、「関係者には業界の2021年を振り返る材料として、業界外の人には見えにくい当業界の実像を知ってもらう入口として役立ててもらえれば幸甚である」とした。

 同データブックは、今後も年1回のペースで発行される予定。

↑ 遊技業界の実像を「解説編」と「データ編」で紐解く『遊技業界データブック2022

 

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