パチンコ・パチスロ産業21世紀会、トルコ・シリア地震に緊急支援

 

業界13団体で構成するパチンコ・パチスロ産業21世紀会は3月22日、「認定NPO法人 難民を助ける会(AAR Japan)」に対し、トルコ・シリア地震緊急支援の寄付金贈呈を行った。

 パチンコ・パチスロ産業21世紀会では、2月6日に発生したトルコ・シリア地震に対し、遊技産業としても何らかの支援をしたいという思いから、一般社団法人日本遊技関連事業協会(日遊協、西村拓郎会長)の理事でもあるAAR Japan特別顧問の吹浦忠正氏を通じて、同法人に1000万円を寄付した。

 3月22日には、AAR Japanの東京事務局(東京都品川区)で寄付贈呈式が行われ、AAR Japanからは、前出の吹浦特別顧問に加えて堀江良彰理事長、栁田純子プログラムコーディネーター、長井美帆子広報コミュニケーション部主任、柳瀬房子名誉会長が出席。

 業界側からはパチンコ・パチスロ産業21世紀会の代表を務める全日本遊技事業協同組合連合会の阿部恭久理事長、日遊協の西村拓郎会長、全国遊技機商業協同組合連合会の中村昌勇会長の3名が出席し、AAR Japanの堀江事長に寄付金の目録を手渡した。これに対し難民を助ける会から、21世紀会構成13団体に対し感謝状が贈られた。なお贈呈式では、難民を助ける会の栁田純子氏によるトルコの現状報告も行われた。

 当日は、贈呈者を代表して阿部代表があいさつに立ち、「パチンコ・パチスロ産業21世紀会では、今回のトルコ地震で東日本大震災以上の被災があり多くの人が亡くなっているという状況を見て、業界としても何らかの形で支援をしなければならないという思いがあり今回の寄付となった」と経緯を説明。また寄贈先について、「寄付金の送付先については、どういった形でこの寄付金を使ってもらえるのか分かった方がよいとのことで西村会長と相談し、難民を助ける会であれば現地に人を送って支援活動を行っているということで今回、寄贈先とした」と述べた。

 これを受けて、AAR Japanの堀江理事長は今回の多額の寄付に謝辞を述べるとともに、「いただいた寄付は謹んで現地で使わせていただきたい」とコメント。AAR Japan の吹浦特別顧問は「難民を助ける会は1979年、昭和54年にできて今年で44年目となる。パチンコ業界とは古い関係で、これまでもいろんな形で応援してもらっている」と話し、引き続きの支援を願った。

【認定NPO法人 難民を助ける会(AAR Japan)】

1979年にインドシナ難民支援を目的に日本で発足。これまでに、災害や紛争の発生時、緊急支援に67回出動、世界29,783,446㎡(東京ドーム637個分)の土地の地雷・不発弾を除去など、活動地域や分野を広げながら、65以上の国・地域で支援を展開。現在は「難民支援」「地雷・不発弾対策」「障がい者支援」「災害支援」「感染症対策/水・衛生」「提言/国際理解教育」という6つの活動分野を軸に、日本を含め、世界16カ国で活動している。

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