【総会】京遊協、任期満了に伴う役員改選で白川理事長が10期目へ

 京都府遊技業協同組合(京遊協、白川鐘一理事長)は5月31日、京都市上京区の京都ブライトンホテルで第59期、同組合連合会第71回、同防犯協力会第37回の通常総会を開催した。組合員総数52名のうち本人出席11名、委任状出席40名の計51名で総会は成立し、任期満了に伴う役員会では白川理事長が10期目の当選を果たした。

 あいさつで白川理事長は、混迷する世界情勢に触れた後、遊技業界の現状について「スマート遊技機の導入が始まっているものの、昨年度は店舗数・遊技機台数が激減し、遊技参加人口も減少の一途をたどる厳しい状態」と俯瞰。今後も業界を取り巻く環境はますます厳しさを増していくとの認識を示しつつ、そんな経営状態が続くなか皆が利己的になり、連係団結が薄れてしまうことを危惧。「何かを為す際、それに携わる人々の心が1つになっているのが大切だという孔子の教えがある。当組合においてもさらに一致団結してこの難局に立ち向かい、依存対策、法令遵守等に組織一丸となって取り組むとともに社会的責任を果たしていけば、必ずや業界の未来は開けていくと確信している」と述べ、理解と協力を呼び掛けた。

 議案審議に移り、第3号議案の令和5年度運営方針並びに事業計画の件では、事業推進の基本として①パチンコ・パチスロファンの回復、拡大②パチンコ・パチスロ依存問題への対応③広告宣伝への適切な対応④安定したホール経営の推進⑤積極的な社会貢献活動を柱として、13項目の継続的重点推進事項を含む事業計画案が上程され承認可決された。なお、第6号議案の任期満了に伴う役員改選では、指名推薦による方法により白川理事長の10選が決定した。

 当日は、西脇隆俊京都府知事からの感謝状が公益財団法人京遊連社会福祉基金に授与されたほか、来賓として臨席した京都府警生活安全部の仲川徹部長があいさつ。同組合の日頃の活動に謝意を示した後、「業界においては、スマート遊技機という新たな取り組みが進んでいるということで大きな進展が窺われるところであり、我々も注視している。徐々に人の規制も緩和されるに従い経済活動も活性化していく。安全で安心してこの娯楽産業を数多くの人々に伝えてもらうために、健全化や依存症対策の一層の推進を期待している」と述べた。

【新役員】(敬称略)理事長・白川鐘一、副理事長・坂本真吾、木下勲、杉本潤明。専務理事・熊谷真人、監事・中島俊則、村中研治。

(写真)左:白川鐘一理事長 右:京都府警生活安全部の仲川徹部長

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

もっとスマスロ!
闇スロ撲滅宣言
PAGE TOP