6月24日、千代田区のホテルニューオータニにおいて、パチンコ・パチスロ産業21世紀会(21世紀会、阿部恭久会長)の13 団体が共催してパチンコ・パチスロ産業合同祝賀会が開催された。
この合同祝賀会は全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、阿部恭久理事長)の総会後に同じホテルの同じフロアで開催されており、全日遊連関係者はもちろん、21世紀会の13団体の関係者が勢ぞろいした。
恒例の21世紀会による1月の賀詞交歓会以上の規模であり、業界のパーパスの発表の場と予定されていたことから、今年は21世紀会の13団体の総会後の懇親会・祝賀会では原則来賓を呼び合わないという申し合わせになっていた。 このため、今年の総会シーズンにおける来賓陣が最多人数・規模の祝賀会となっており、大人数のためか空調が追い付かず熱気もあったことから会場はかなり暑かった。
業界のパーパスについて全日遊連千原行喜副理事長が壇上からその重要性を訴えた。
パーパスとは近年注目されている企業経営の概念であり存在意義や志を意味するビジネス用語として普及してきたものだ。今回、企業単体としてではなく産業全体として業界のパーパスを打ち出したことは初めてのことではないかと思われる。発表されたパーパスは【遊びの力で、心を元気に。】というもの。業界のパーパスの詳細についてはマルハン東日本カンパニーの西眞一郎氏が図を使って解説した。5W1Hをベースに「パーパス、ビジョン、バリュー」の3項目を列挙。パーパスはWhyとWhatが該当し【遊びの力で、心を元気に。】となる。ビジョンはWhenとWhere が、バリューにはHowが、それぞれ該当し、それらについてはこれから議論していくとしている。なおWhoがないのは業界関係者すべてによるものと理解できるだろう。
この祝賀会には遊技産業議員連盟の田中和徳会長をはじめ議員連盟所属議員が総勢58名来賓した。58名のうち代理出席は11名に留まっており、つまり議員本人が47人来賓している。議連議員らが壇上に集まって田中会長が代表して祝辞を述べている。祝賀会の前日に通常国会が閉会したとはいえ、この人数・規模の国会議員が来賓するのは業界の長い歴史の中でも極めて異例であり、議連の議員すべてが全日遊連千原副理事長やマルハン東日本カンパニー西氏のパーパスの話を直接聴いている。このことは、業界の発展のために欠かせない原動力となっている議連議員のみなさまに業界の想いと熱量をしっかり伝えたことになり、祝賀会の意味もあるというものだろう。
回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商、大饗裕記理事長)の大饗理事長による中締めによって、業界初となるパーパス発表の場であった合同祝賀会は幕となった。
(ヘッダー写真)遊技産業議員連盟のみなさま
(フッター写真)左から、全日遊連千原行喜副理事長、マルハン東日本カンパニー西眞一郎氏、遊技産業議員連盟 田中和徳会長
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