回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商、大饗裕記理事長)は7月9日、大阪市浪速区のホテルモントレグラスミア大阪において、令和6年度の近畿地区研修会を開催した。
田辺哲近畿支部長による開会のあいさつに続き、行政講話を行った大阪府警察本部生活安全部保安課の林秀行課長補佐は、大阪府下の犯罪情勢について触れるとともに、+1や+44から始まる国際電話を使った特殊詐欺事案が急増していることなどの報告がなされた。また遊技業界の健全化に向けたお願い事として、「遊技機の流通過程における業務の健全化」「ぱちんこへののめり込み、依存防止対策の推進」「児童や乳幼児の車内放置事案の防止」の3点について協力の要請があった。
続いてあいさつした高谷厚之筆頭副理事長は、政治的な問題により、いたずらに業界が煽りを受けないよう、闘って行くための術として、日頃からの政治活動の重要性について触れた。
研修会では各委員会からの各種報告等がなされるとともに、組合員に実施する実態調査アンケートの説明がなされた。
最後に、あいさつに立った大饗理事長は、現況、遊技業界が生き残るには議連の先生方の協力抜きには立ち向かえないと述べ、我々の生活基盤を守ることを最優先とした上で、政治活動においても、メーカー団体やホール団体の意図をくみ取り、彼らがなかなかできない部分に取り組むことで、これまで以上に存在価値を高めて行きたいとし、業界全体で認識を共有することの重要性を説いた。
(ヘッダー写真)田辺哲近畿支部長
(フッター写真)左から、大饗裕記理事長、大阪府警察本部生活安全部保安課の林秀行課長補佐
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