ダイナム、福祉向けパチンコを群馬県内10施設へ寄贈

 全国にパチンコホールをチェーン展開するダイナム(東京都荒川区)は4月11日、全国介護事業者連盟(群馬支部)に対して、福祉向け専用パチンコ「エアロビック・トレパチ!」を計10台寄贈し、施設利用者向けの体験型イベントを開催した。

 この試みは、同社が推進する“パチンコを通じた社会貢献・地域貢献活動”の一環として行われたもの。なお、「エアロビック・トレパチ!」は、遊技機メーカーの豊丸産業が福祉向け専用に開発したパチンコ機であり、認知機能の低下予防に効果的な要素が多く搭載されている。

 群馬県には、ダイナムの店舗が多く(13店舗)、従前よりさまざまな活動を通じて地域とのつながりを深めてきた。今般、地域の人々にパチンコを通じて楽しみながらリハビリやトレーニングに励んでもらいたいと考え、全国介護事業者連盟(群馬支部)を介して県内10施設へ「エアロビック・トレパチ!」を寄贈した。また、寄贈式後に開催した体験型イベントには、会場施設(NEXTコミュニティケアセンター前橋南町)の利用者のほか、施設の関係者やケアマネージャー等が参加し、楽しみながらトレーニング体験を行った。

 なお、寄贈先は以下の通り。全国介護事業者連盟群馬支部(加盟法人10施設)…介護NEXT(NEXTコミュニティケアセンター前橋南町)、高徳(有料老人ホーム川原湯温泉)、社会福祉法人志純会(月夜野デイサービスセンター)、サムエス(ハッピーデイBari高崎緑町)、ポピー(ポピー介護センター)、特定非営利活動法人千代田会(あんしんケア)、NPO法人三和会(グループホームみつまた)、晃希(デイサービスセンター福)、LAULEA(健康サポートげんき広瀬町)、社会福祉法人しんまち元気村(THE GREEN TERRACE)。

 寄贈式で、全国介護事業者連盟群馬支部の圓岡孝文支部長は謝意を伝えるとともに、「我々にとっても地域貢献は重要なテーマ。多様化する介護の現場において、高齢者に対してどのようなサービスが提供できるのかと日々努力を積み重ねている。トレパチは利用者をマンネリ化させず、機能訓練が行える大変貴重なものだと思うので、最大限有効に活用させていただく」とあいさつ。

 主催者を代表してあいさつに立ったダイナム前橋店の高橋宣夫ストアマネジャーは、ダイナムが“街と生きるパチンコ。”をブランドメッセージに掲げ、全国約400店舗の出店地域においてさまざまな地域貢献活動を実施していることを説明。今回の寄贈について「本業であるパチンコを通じて、地域の人々に貢献できる大変貴重な機会」との認識を示した上で、「施設を利用される人にはぜひトレパチを楽しんでいただき、そしてトレーニングに励んでいただければ幸い」と伝えた。

 同社では今後も、地域とのさらなる共生を目指して、地域社会の発展につながる貢献活動を継続していくとしている。

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