ダイナム、GX推進による持続可能な店舗づくりを目指して太陽光発電設備の導入を拡大

 全国にパチンコホールをチェーン展開するダイナム(東京都荒川区)は613日、CO2排出量の削減に向けた取り組みの一環としてダイナム店舗への太陽光発電設備の導入を開拡大する旨、伝えた。なお、9月末までに41店舗への導入を計画しており、7月初旬から順次運転を開始するという。

 同社では、地球環境問題に起因する気候変動、資源再利用や天然資源の消費抑制などを人類共通の課題と捉え、事業を通じて環境負荷の低減を目指している。特に、店舗の電力使用については重要と捉え、総電力消費量を開示するとともに、全国に展開する394店舗において、個店単位で前年の電力使用量を上回らないことを目標に掲げ、削減の努力を継続している。

 今回設置する太陽光発電設備は、ダイナム店舗の屋根に設置して自家発電し、遊技機や店内空調機の稼働電源などに使用。先行導入した茨城稲敷店(1月発電開始)では、月平均16000KWh2KWhを発電しており、5月度には最大で店舗消費電力の約2530%をまかなう結果となった。また、1店舗あたりのCO2排出削減量は、年間85776Kgを見込んでいる。

 同社の澤里正純設備管理部政策担当は、「太陽光発電設備の導入については、環境負荷低減とエネルギーコスト削減の両軸にて検討を進めてきた。全国に394店舗を出店する弊社では、店舗タイプ別の耐荷重や出店地域の気候等(降雪量や日照時間)を考慮して設置店舗を選定。今期中に41店舗まで拡大できるよう取り組んでいきたいと考えているとし、「脱炭素社会の実現、ひいてはクリーンエネルギーでパチンコが楽しめる店舗づくりを目標に今後も取り組みを推進していく」と意欲を見せる。

 ダイナムでは今後も「環境に対する企業責任を果たすことは、同社の継続的な発展に不可欠である」という認識のもと、設置店舗数の拡大に取り組んでいくとしている。

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