セガサミーホールディングス(セガサミー、東京都品川区)は6月11日、この日開催の取締役会で、日本国内における統合型リゾート事業への参画を目指して世界有数のリゾート施設運営企業であるゲンティン・シンガポール・リミテッド(Genting Singapore Limited、GENS社)と協業し、綜合警備保障、鹿島建設、竹中工務店、大林組とともにコンソーシアムを組成。横浜市の実施する特定複合観光施設設置運営予定者の公募(RFP)に応募することを決定するとともに、同日、横浜市にRFP提案書を提出し受理されたことを発表した。
同社は2012年以降、宮崎県のフェニックスリゾートのグループ会社化や、韓国における合弁会社PARADISE SEGASAMMY Co.,Ltd.を通して統合型リゾートの開発・運営ノウハウを蓄積し、国内IR事業への参画を目指してきた。その過程において、世界で最も厳格な規律の下で統合型リゾートを開発・運営している地域の一つであるシンガポールで、リゾート・ワールド・セントーサ(Resorts World Sentosa)の開発・運営を成功させているGENS社が国内IR事業を成功させるためのベストパートナーであるとの判断に至ったという。
セガサミーはGENS社との協業の下で、国内IR事業の市場分析、開発計画の立案、コンソーシアム組成等のプロセスを進め、RFP応募準備を行ってきたが、この度、横浜市の実施するRFPに正式に応募した。なお、正式な国内IR事業の開始には、合弁会社の設立等を目的とした株主間契約の締結等のプロセスを進める必要があるほか、RFPにおいて当コンソーシアムが事業者として正式に選定され、その後に横浜市が国交省により特定複合観光施設区域として区域認定されること等が前提条件となる。これらの一連のプロセスを経て、正式な国内IR事業者として選定されることを目指していくとしている。
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