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セガサミー、2022年3月期決算短信をリリース

 セガサミーホールディングス(東京都渋谷区)は5月13日、2022年3月期決算短信をリリースした。

 これによると、当連結会計年度における売上高は320,949百万円(前期比15.6%増)、営業利益は32,042百万円(前期比389.0%増)、経常利益は33,344百万円(前期は経常利益1,715百万円)、また、投資有価証券売却益を特別利益に計上したほか、繰越欠損金による課税所得の減少や、英国子会社における研究開発に関する税額控除により法人税等が減少したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は37,027百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益1,274百万円)となった。

 遊技機事業においては、ラインナップの見直し等による「ヒットの創出」や開発効率の向上等による「事業効率の向上」に取り組むなか、パチスロ遊技機では過去作のリバイバルである『パチスロアラジンAクラシック』等の販売を行い、77千台の販売(前期は35千台の販売)となった。パチンコ遊技機では主力シリーズの最新作『P北斗の拳9 闘神』等の販売を行い、97千台の販売(前期は69千台の販売)となった。また、前連結会計年度に実施した構造改革効果等により、固定費は低水準で推移した。

 以上の結果、売上高は75,868百万円(前期比42.6%増)、経常利益は10,282百万円(前期は経常損失11,332百万円)となった。

 なお、遊技事業に関する今後の見通しについては、長期目標として「稼働・設置・販売シェア三冠王」及び「安定収益体質の構築」を目指す。中期計画においてはラインナップの見直し等による「ヒットの創出」、及び開発効率の向上等による「事業効率の向上」を重点戦略としている。足元では、特にパチスロ遊技機について自主規制等の緩和が断続的に続いており、6月からは新基準となる6.5号機(メダル機)、また11月からは6.5号機(スマートパチスロ)の導入が開始される予定であるなか、7月に6.5号機(メダル機)として『パチスロ甲鉄城のカバネリ』の納品を予定する等、規制緩和に対応した主力タイトルを含む新作の投入等を行い、パチスロ遊技機、パチンコ遊技機ともに販売台数が増加する見込みとした。また以上のことから2023年3月期においては、パチスロ遊技機84千台(前期比6千台増)、パチンコ遊技機114千台(前期比16千台増)の販売を見込んでいる。ただし、世界的な半導体不足及び物流の混乱による業績への影響については、部材調達体制が不安定に推移していることから合理的な算定が困難なため、現時点では織り込んでいないとした。

 他方、2022年3月期の剰余金の配当については、上記株主還元の基本方針に基づき、1株あたり40円(うち中間配当金20円)とした。また2022年3月期の株主還元施策として、2021年11月9日から2022年4月19日の期間において自己株式を29,999百万円取得したことから、剰余金の配当と合わせた2022年3月期の総還元性向は105.8%(2021年11月9日から2022年3月31日の期間における自己株式の取得25,024百万円と剰余金の配当を合わせた総還元性向は92.3%)となった。

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