【試打レポート】リアルガチストック搭載の一般電役、A-gon新機種「大線香花火」

 A-gon(東京都台東区)は5月下旬導入予定の新機種『大線香花火』のメディア関係者向け撮影試打会を実施した。

 「リアルガチストック機」を標榜する本作は中央部にクルーンと演出用ドットマトリクスを搭載した一般電役機となっている。システムはやや独特になっていて、大当たり確率1/72の表記はあくまでクルーンの開放確率。本作はこれを「大線香チャレンジ」と呼ぶ。
 大線香チャレンジ中はクルーンのV入賞で当たりとなるが、本作の場合これが入賞した個数により大当たりそのものがストックされる仕組み。またV入賞口は規定秒数(90秒・120秒)で開放されるため、大線香チャレンジは最初にいかに多くの玉をクルーンに乗せ、また短い方(90秒)の規定秒数を引くかが重要になる。

 V入賞一個当たりの出玉は約740個。ストックの最大数は4つで、その際は約2960個の大量出玉に期待ができる。約1時間ほどの試打で成功したストックの最大数は3つ。惜しくも最大数獲得とはならなかったが、規定秒数到達前に時折一瞬だけ開くV入賞口にも玉が飛び込む事が多々あり、純粋に玉の動き次第で出玉が変動する仕組みは役物機のファンに広く受け入れられそうな印象を受けた。

 通常時のドット演出は「図柄揃い」が一切ないという業界初の仕組みを採用。ヘソ入賞の度にマッチが擦られ、火が付けばミッションに突入。このミッションが他機種の「リーチ演出」に相当し、クリアすれば大線香チャレンジへ突入する。ミッションは全部で3つ。ドットメインということで盤面からはシンプルな印象を受けるが演出そのものはチャンスアップが豊富で、法則性を分かってきた後半は特に一喜一憂しながら非常に楽しく打てた。

 また本作は一般電役ということで大当たり消化中にも「大線香チャレンジ」の抽選あり。こちらは大線香チャレンジが必ずストックに結びつくわけではないという仕様上あくまでオマケ程度のものではあるが、出玉感を求めるファンのニーズにも応えるものになっている。

>> 機種専用サイト https://www.a-gon.co.jp/hanabi/hanabiIdx.php

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