マルハン、世界の富裕層をターゲットとした旅行企画会社「マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト」の発行済株式90%を取得

 マルハン(京都市上京区、東京都千代田区)の北日本カンパニーは917日、観光事業展開に向けて2024年に設立した子会社「株式会社アンコールグループ」を通じて、829日に「マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト株式会社」(石川県金沢市)の発行済株式の90%を取得したことを発表した。

 マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストは石川県金沢市に拠点を置く旅行企画会社で、世界の富裕層をターゲットにインバウンドおよびアウトバウンドの両方で質の高い旅行企画とサービスを提供している。

 マルハン北日本カンパニーは「富裕層向けの観光事業」を第2の事業の柱にすべく新たな事業展開を進めており、マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストとの強いシナジーを感じ、今回の株式取得に至ったという。

 なお、株式取得後はマルハン北日本カンパニーからも役員が加わるが、経営方針および計画に大きな変更はないとのこと。代表取締役の朽木浩志氏および取締役の木原彩氏は役職・役割を継続し、彼らのリーダーシップのもと現行の経営体制を維持する。その上で、両社の経営統合を進め、相互のシナジーが創出される体制を構築していくという。

 マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストは1998年に設立され、上質でパーソナルな旅行サービスの提供において26年の実績を誇示。ラグジュアリートラベルの概念がまだ一般的でなかった時代から、富裕層向けビジネスの可能性を信じて、朽木浩志氏によって開業された。また、現在ではラグジュアリートラベルの定番となった「アマンリゾート」を初めて日本に紹介したのも同社だ。

 マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストは、「自身が体験し、本当に良いと思ったホテルしか紹介しない」という信念を大切に、固定観念にとらわれず顧客満足を第一に考えた企画とサービスの提供がリピーターの獲得と業績向上につながっている。現在、世界的に富裕層の人口が増加し、ラグジュアリートラベル市場は拡大傾向を見せている。マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストは、その市場にいち早く参入し、事業化に成功した数少ない魅力ある企業だとマルハンは評価している。

 また、アンコールグループの設立経緯と今後については以下の通り。

 アンコールグループは、マルハン・北日本カンパニーが有するリソースをさらに活かし、新たな領域に挑戦するため、成長産業と見込まれる観光産業の中でも特に富裕層向け観光事業をターゲットとして、2024年に設立。現在は、高級宿泊型施設や高級飲食業態のM&Aを含めた新規事業開発を幅広く進めている。マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストが持つ人材、コネクション、アイデア、知見などのリソースを最大限に活用し、今回のM&Aが両社の事業拡大につながることを確信している。

【マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト株式会社 会社概要】
所在地:石川県金沢市本町1丁目52号リファーレ5F
代表者:朽木 浩志
設立日:199811
資本金:5000万円
https://magellanresorts.co.jp/
【株式会社アンコールグループ 会社概要】
所在地:東京都千代田区丸の内一丁目111
代表者:韓
設立日:20245
資本金:75205万円

下段左から、マルハン代表取締役北日本カンパニー社長 韓 俊 氏、マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト代表取締役 朽木 浩志 氏
上段左から、マルハン北日本カンパニー 観光事業部長 山口 明 氏、マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト取締役 木原 彩 氏、マルハン北日本カンパニー 経営企画部長 村瀬 晃二 氏

 

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