全国遊技機商業協同組合（全商協、中村昌勇会長）および地区遊商は児童虐待を防止するオレンジリボン運動に賛同し、11月17日に開催されたNPO法人児童虐待防止全国ネットワークが主催する「第22回 子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加した。

　会場の東京都中央区の銀座ブロッサムには中村会長、山本基庚副会長及び東日本遊技機商業協同組合（東遊商）の社会貢献委員会の委員を中心に約60名が参加。その他の地区遊商は同時配信を活用したYouTube上からの参加となった。

　市民集会では、冒頭に主催者を代表して同ネットワーク理事長の川松亮氏のあいさつがあり、第1部では、2023年の1年間に虐待などで亡くなった30の事例と34名の子ども達の名前が、死に至った状況と共に読み上げられ、参加者全員で子どもの冥福を祈って黙祷を捧げた。また、作曲家でサックス奏者の小林洋平氏とオーケストラによる鎮魂の演奏が行われた。

　第2部では、「赤ちゃんポスト、内密出産を通じて見えてきた不都合な真実」というテーマで、蓮田健氏が講演。赤ちゃんポストの現状について、さまざまな事例や動画を交えながら、現在の課題などについて説明があった。

　講演終了後は第3部の「鎮魂の行進」が行われ、会場の銀座ブロッサムから日比谷公園まで行進し、児童虐待のない社会になるようにオレンジリボン活動への協力を一般市民の方々へ訴え市民集会は終了となった。

　全商協に加盟している各地区遊商では、今回の市民集会への支援を目的として、オレンジリボンマークの入ったクリアファイルやボールペン等の支援グッズを合計で118万6,260円分を購入し、各地域での社会貢献活動等の際に配布し、オレンジリボン運動の活動を広く広報するための協力も行っている。