全国にパチンコホールをチェーン展開するダイナム（東京都荒川区）は3月13日、同月10日に経済産業省と日本健康会議が共同選定する「健康経営優良法人2025（大規模法人部門）」に認定されたことを報告した。

　同社は、「人材の力」こそが、継続的に発展していく上での最大の資本であり、競争優位の源泉であるという考えのもと、従業員が人材としての力を十分に発揮できるよう「多様な人材が活躍できる企業風土づくり」「人材育成を通じた人材力の強化」「働きやすい職場環境づくり」に注力。2024年は、これまで推進してきた労働環境の整備や健康に関するさまざまな取り組みに加えて、産業保健師の増員によるサポート体制の強化、健康コラムの定例配信による従業員の健康意識改革などに取り組んできた。

　なお、ダイナムは2018年に同社が目指す健康経営の理念やあり方をまとめた「健康経営宣言」を制定している。

　今回の受賞にあたり、同社人事部は喜びを伝えるとともに、「2018年の健康経営宣言を契機とし、さまざまな取り組みを行うなか、直近3カ年では予防、未病をテーマに、産業医の意見を元にした健康管理基準を策定。健診結果が基準を著しく下回る場合には、保健師との面談を義務付けるなど、産業保健体制の拡充を進めてきた。従業員一人一人の健康増進が事業の健全な発達の源泉となるよう、今後も改善の取り組みを継続していく」とコメントを寄せた。

　ダイナムでは、今後も人生百年を見据えた「からだの健康づくり」「こころの健康づくり」「職場環境づくり」を通じて、従業員とその家族に実りある人生を送ってもらえるようサポートしていくとしている。

＜ダイナムの健康投資の取り組み（一部抜粋）＞
・健康診断受診促進（定期・特定）／人間ドック費用補助
・就業時間内・施設内禁煙／禁煙サポート／卒煙チャレンジ
・メンタルヘルス対策（予防・復職支援プログラムによる復帰支援）
・過重労働対策
・ヘルスリテラシー向上（保健師健康相談、健康習慣イベント、各種セミナー実施）

＜健康経営優良法人認定制度とは＞
　特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けることができる環境を整備することを目的に、日本健康会議が認定する顕彰制度。

（フッター写真）ダイナム人事部　前列左より竹中氏、渡辺氏、面川氏、後列左より渡邉氏、長谷川氏