パチンコホールを全国展開するマルハン(京都市上京区、東京都千代田区)の東日本カンパニーが運営する映画館「新文芸坐」(東京都豊島区)は7月21日、スタンディングで自由に映画を楽しむ「超没入型ライブ上映」を31日に開催する旨、発表した。チケット販売は7月24日午前9時より開始する。
「新文芸坐」は、今年4月15日に館内システムをリニューアル。今回は、新たに導入した映写音響システムとLED演出照明を最大活用し、新しい形のエンターテイメント空間を提供する。
なお、新システムを最大発揮する「超没入型ライブ上映」のデビュー作品は、ロングラン上映中の『アメリカン・ユートピア』、デヴィッド・ボウイの伝説のステージを記録した『ジギー・スターダスト』を選択した。
新文芸坐では、開業以来アルコール販売や酒気帯び鑑賞を、映画に集中してほしいという思いから提供してこなかったが、今回はライブ映画を用いた上映であること、照明演出がまるでライブ会場にいるような体験を提供できることから、当日はアルコールの販売を実施する。また、上映中は原則スタンディングとし(着席も可)、スクリーンへの照明の干渉や、手洗いや休憩のために気軽にロビーに出ることも可能とするクラブルールを適用。思う存分ライブを楽しんでもらえるよう配慮する。6月30日にゲリラ的に行った同イベントの反響の大きさから、新文芸坐の新しい顔となるイベントとして定期開催する計画だ。
同社では、今後もさまざまな映画を映画館でたのしめる環境の提供にこだわり、より多くのファンに家で観る映画鑑賞とは一味違う「圧倒的没入空間」を提供できるよう挑戦していくとしている。
■新文芸坐 超没入型上映「強制スタンディング&ライティング上映」
7/31(日)19:00~21:00『アメリカン・ユートピア』
8/21(日)19:00~20:40『ジギー・スターダスト』
8/28(日)19:00~21:00『アメリカン・ユートピア』
■映写・音響システムを一新
リニューアルに伴い映写・音響システムを一新。最高の劇場体験を届ける。映画誕生以来の規格である「35mmフィルム」を従来通り上映することに加え、国内名画座では初となる4Kレーザーでの上映も可能となり、往年の名作から最新の話題作までを最高・最適な状態で楽しむことができる。スクリーンは、セバートソン社製のパーフォレーション(穴)のないスクリーン「SAT-4K」を導入して、音の透過率が良く、きめ細やかな映像を実現。さらに、独自の音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM(ブンゲイ・フォニック・サウンド・システム)」の導入により、これまで好評を得た“新文芸坐の音”が進化し、客席を包み込む。
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