大阪府遊技業協同組合(大遊協、平川容志理事長)は9月21日、大阪市中央区の大阪府庁本館の特別会議室において、「青色防犯パトロール車輛贈呈式」を開催した。
青色防犯パトロール車輌(以下/青パト)とは、防犯意識向上や犯罪被害防止等を目的に、認可を受けた自治体が一般の車輌では装備することのできない回転灯を装備し、防犯パトロールを行うというもの。各種啓発活動や子どもたちの見守り活動、街頭犯罪の未然防止などに役立てられている。
大遊協では平成15年から府下の社会福祉(障がい者)施設に福祉車輛を寄贈しており、平成27年度をもって目標台数となる累計200台の寄贈を達成。平成28年度からは青パトの寄贈をスタートする運びとなった。7年目を迎える今回は、大阪府治安対策課を通じて大阪市2区(旭区、東住吉区)、堺市3区(堺区、南区、北区)へ各1台を寄贈した。これにより、寄贈累計台数は50台となった。
式典には、大遊協から、平川理事長、靍丸雄一郎副理事長、童国鴻事業開発・社会貢献事業・広報委員長、協賛の美多浩二副支店長(ヤクルト中日本支店)、大阪府からは田中清剛副知事、大中英二危機管理監、そして大阪府警察本部生活安全部より府民安全対策課の日髙智文調査官が出席した。
開会において挨拶に立った平川理事長は、遊技業界はかつてない厳しい情勢を迎えているが、大遊協の社会貢献活動は、傘下の449店舗組合員の協力のもとに継続実施しているものであると強調。青パトの寄贈は各地域における様々な自主防犯活動の一助となることを目的としており、今後も継続して取り組みたいと挨拶した。続いて田中副知事からは、吉村洋文知事のメッセージを代読。安心安全なまちづくりを推進していく中で、これで50台目となる青パトは、子どもの登下校時の見守り活動や夜間の防犯パトロール、特殊詐欺被害防止に向けた広報PRや、自主防犯活動に役立つなど、重要な役割を果たしており、平成28年から続く大遊協の継続した取り組みに改めて謝辞を述べた。また「2025年には大阪・関西万博が開催されます。安全なまち・大阪を確立させ、訪れた方々の安全確保のためこれからも邁進していきたい」と述べた。
式典では平川理事長より田中副知事へレプリカキーが手渡され、これに対して感謝状が贈られ、寄贈を受けた自治体代表者らは拍手で青パト寄贈に感謝の意を表していた。今回も新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、出席者を必要最小限に絞り、ソーシャルディスタンスを図りながらの進行となった。府庁前では、寄贈車輛が整列して駐車され、行き交う府民の目にとまっていた。
<ヘッダー写真>(左)平川容志理事長(右)田中清剛副知事
※記事提供:娯楽産業協会(代表取材)
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