【総会】静岡県遊技業協同組合第63回通常総会、冨田理事長を再任

 静岡県遊技業協同組合(冨田直樹理事長)は6月6日、静岡市駿河区のホテル グランヒルズ 静岡で第63回通常総会を開催、任期満了に伴う役員改選で、冨田理事長を再任した。

 総会に先立ち、恒例の寄付金贈呈式が行われ、静岡県教育委員会が進める青少年の健全育成における各事業に総額300万円を贈呈。また静岡県暴力追放運動推進センター、静岡県防犯協力連合会に各100万円が贈られた。これを受けるかたちで、静岡県知事から感謝状が組合に贈られた。

 開会に先立ち、あいさつに立った冨田理事長は、コロナ禍を経て世間に活気が戻りつつある中、遊技業界はこの約3年間で大幅に店舗数が減少し、ファンの回復には至っていないという現状を踏まえた上で、余暇をネット空間で過ごす人の割合が増える中、これらでは味わえない現実空間における『癒し・楽しみ』を大衆娯楽という観点から、ファンに訴求できることがパチンコ・パチスロ遊技の魅力であると説いた。このためにも、更なる県民への信頼確保を勝ち取るため、昨年同様、「依存問題への対応」、「子供の車内放置事案の防止」を重点課題として挙げ、積極的な社会貢献活動を推進し、適切な広告宣伝の運用のもとで、誰にとっても身近で安心、安全な遊技環境の整備に全力を尽くすことの重要性を確認した。

 議案審議では、5つの議案が審議され、事業報告、決算報告など上程議案はすべて承認可決された。

 議事終了後、来賓として静岡県警本部の幹部の方々が入場。あいさつした静岡県警察本部の水嶋晴彦生活安全部長は、県内の犯罪情勢について述べ、「21年ぶりに刑法犯の認知件数が増加に転じた。なかでもSNSを利用した特殊詐欺、投資詐欺事案等の増加が顕著である。こういった厳しい治安情勢の中、県警としても全力を尽くし対策を講じているが、引き続き連携した取り組みをお願いしたい」と組合員に要請した。

 総会終了後は、場所を移して懇親会が華やかに開催され、メーカー、関連業者等を交え、組合員との宴は続いた。

(フッター写真)左から、冨田直樹理事長、静岡県警察本部の水嶋晴彦生活安全部長、寄付金贈呈式の模様

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