京都府遊技業協同組合(京遊協、白川鐘一理事長)は6月6日、京都市上京区の京都ブライトンホテルにおいて第61期通常総会を開催した。役員改選で、杉本潤明理事長が新たに選任され、これまで20年間理事長として組合を牽引してきた白川理事長は相談役に就任した。なお、総会は本人出席12名、代理出席20名、委任状提出14名で定款に従い成立した。
総会には来賓として全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、阿部恭久理事長)から阿部理事長も招かれ、祝辞を述べた。阿部理事長は、白川理事長の全日遊連におけるこれまでの活躍を讃え、感謝を直接伝えることができる場に招かれたことに謝意を示した。業界に関しては「業界を良くするためにはどうすればよいかと考え続けている」とし、「日本全国でぱちんこ店があって良かったと言ってもらえるように努力したい」と語った。
議案審議では、令和6年度事業報告並びに決算関係承認の件、令和6年度損失処理(案)承認の件、令和7年度運営方針並びに事業計画(案)承認の件、令和7年度終始予算(案)承認の件、任期満了に伴い役員改選の件、総会宣言・総会スローガン採択の件が審議され、すべて満場一致で承認された。
新たに理事長に選任された杉本理事長は就任のあいさつで「20年ぶりの理事長交代となる。20年前とは業界も様変わりしているが、我々も今回新しい体制となった。執行部一同、粉骨砕身の覚悟で頑張る」と意欲を語り、組合活動への協力を求めた。
続いて、京都府健康福祉部の南部慎一副部長から京遊連社会福祉基金に対して西脇隆俊京都府知事からの感謝状が贈呈された。南部副部長は西脇知事の祝辞を代読し、社会福祉の向上や犯罪被害者等の支援など多額の寄付に対して感謝の意を表した。
また、京都府警察本部の谷正徳生活安全部長は、組合による日頃の警察行政への理解と協力に謝意を述べた後、健全営業について広告宣伝の運用、のめり込み・依存対策の2点に言及。「営業の健全化はもとより、一層の取り組みの推進をお願いしたい」と述べた。
総会閉会前には杉本新理事長から、花言葉で「感謝」の意味があるというピンクの薔薇の花束が白川理事長の年齢に合わせて77本手渡された。白川理事長は「みなさんの前であいさつするのも最後になります。これからは新理事長を盛り上げてやってください」と力強く語った。
総会終了後は懇親会が催され、参加者はそれぞれ親睦を深めた。
(フッター写真・上段)左から、杉本新理事長、白川理事長
(フッター写真・下段)阿部理事長、京都府健康福祉部 南部副部長、京都府警察本部 谷生活安全部長
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