日工組が、パチンコのイメージ向上へ 大正大学の学生と共同プロジェクト実施

 パチンコメーカー35社で構成される日本遊技機工業組合(日工組、榎本善紀理事長)は2021年12月25日、「パチンコのイメージ向上」を目的に2021年6月から大正大学表現学部の中島和哉准教授のゼミと連携し、学生たちと業界のイメージ向上を考えるプロジェクトを実施したことを発表した。同プロジェクトに参加したのは、広告代理店などに就職を希望する同大学の3年生7名。大半がパチンコ未経験者で、今回の取り組みのために独自アンケートの実施や実際にパチンコホールに足を運び遊技を体験するなどした他、2021年8月13日・14日にYouTubeで生配信された日工組主催のファンイベント『みんなのパチンコフェスONLINE2021』の収録現場を見学して業界の知見を深めた。

 2021年12月10日には、学生たちは今回のプロジェクトの集大成として、アンケート調査の結果をもとに大正大学内で「パチンコイメージ向上」のための施策を2チームに分かれて発表。「街中に無料でパチンコが体験できるボックスの設置」「海外で開催しているANIME EXPOへの出展」「パチンコホールでの学割制度の導入」「家族や友達と囲んで遊べるアーケードゲームのような横置きの機種開発」などユニークな提案があった。

 日工組では学生との共同プロジェクトを通して、若年層が抱く業界のイメージや問題点、さらに新規ユーザー獲得のための若者に刺さる効果的な施策を具体的に知ることができたとしており、「今回得た知見は、遊技人口の減少が問題視されている遊技業界にとって、課題解決の一助となる可能性があります。組合では引き続き、さまざまな取り組みを通じて業界を盛り上げていく所存です」とコメントしている。

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