全商協が「子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加

 全国遊技機商業協同組合連合会(全商協、中村昌勇会長)及び地区遊商は11月27日、子ども虐待防止を訴える「オレンジリボン運動」に賛同し、NPO法人児童虐待防止全国ネットワークが主催する「第20回 子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加した。会場となった東京都中央区の「銀座ブロッサム」には、全商協の中村会長、東遊商の社会貢献委員会の委員を中心に約40名が足を運び、その他の地区遊商にはYouTubeの同時配信が行われた。

 「市民集会」では、冒頭に主催者を代表して同ネットワーク理事長の吉田恒雄氏があいさつ。続いて第1部では、2021年の1年間に虐待などで亡くなった35の事例と44名の子ども達の名前、および虐待死に至った状況について報告され、参加者全員が子どもの冥福を祈って黙祷を捧げた。また、作曲家でサックス奏者の小林洋平氏とオーケストラによる演奏も行われた。

 第2部は、「一般社団法人ゆめさぽ」の代表理事、田中れいか氏により「生い立ち関係なく、誰でも好きなじぶんになれる!」と題して講演とトークセッションがあり、田中氏からは「自分自身は、児童養護施設と繋がることで安心感を得て、なりたい自分になれた。各自治体での取り組みが地域で子供を育てることに繋がっており、足りなり部分を補えていると思う。そのような地域を増やして、虐待が少しでも減らせる社会にしていきたい」と訴えた。

 最後に、同ネットワーク理事の黒田邦夫氏は「これまでパチンコホールの駐車場における子供の死亡事例が毎年のように報告されていた中で、全商協や回胴遊商の関係者による駐車場の巡回活動等の取り組みにより、今年は死亡事故の事例がゼロになった。今、変化が生まれてきているので、この市民集会の活動も継続して、一つ一つの課題を解決しながら児童虐待のない社会を作っていきたい」と語った。

 講演終了後、新型コロナウイルス感染症により中止していた、第3部の「鎮魂の行進」が3年ぶりに行われ、参加者約200名で会場の「銀座ブロッサム」から日比谷公園まで行進し、児童虐待のない社会になるようにオレンジリボン活動への協力を一般市民の方々へ訴え市民集会は終了となった。

 また、今回の市民集会への支援を目的として、各地区遊商ではオレンジリボンマークの入ったクリアファイルやボールペン等の支援グッズを1025,280円分購入し、各地域での社会貢献活動等の際に配布を行い、オレンジリボン運動の活動を広く広報するための協力も実施している。

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