東京都港区のDMM.com本社ビルで12月13日、パチンコ産業に新風をもたらす学生集団「一般社団法人全日本学生遊技連盟(JSPA)」の設立とパチンコ・パチスロ大会「PS:JAPAN」の開催についての記者発表会が行われた。
JSPAは「パチンコが好きな学生の交流や大学では学ぶことのできない実践的な活動を通して学生の視点からパチンコ業界の新たな可能性を見出す学生団体」として9月26日に設立。北海道・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄の全国8支部は支部長を含め10名の学生により運営され、中心となる理事会メンバーも全て学生により構成。後援団体として一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)が各種プロジェクト運営のサポートを担当する。
会見に出席した同団体理事兼北海道市部長の浪岡将史さんは「大学に入ってから学業やアルバイトの合間に息抜きとしてパチンコ・パチスロを嗜むようになり、遊技場で友人たちと楽しい時間を過ごしている。だがパチンコに対しネガティブなイメージを持つ人は多く、これを払拭するためになにかできる事はないかと模索する中で学生連盟の発足を知り活動に参加する事にした。団体の活動を通してぱちんこが好きな学生がひとりでも増えると嬉しい」と語った。
会見ではJSPAが実施予定の各種プロジェクトの概要説明も併せて行われた。中でも目玉となる企画として学生が運営・参加するパチンコ・パチスロ大会である「PS:JAPAN」の概要が発表された。「PS:JAPAN」は学生チームによるパチンコ・パチスロの技術や知識などを競うインカレ大会。地方予選を勝ち抜いたチームによる決勝戦は沖縄での開催を予定。優勝チームには返済不要の奨学金が進呈される。会見ではすでに北海道の遊技場を舞台にし行われたプレ大会の様子も放映された。実際の地方予選は2023年の夏頃の実施に向け進行中。会見ではその他、学生向けのリクルート企画としてパチンコ業界専門の企業交流会である「超アミュオンライン」や若年層ユーザーの獲得施策として「ミスセブンオーディション」「PSミュージックオーディション」、全国の学生に正しく健全にパチンコを打ってもらうための勉強会の開催など、さまざまなプロジェクトが発表された。
これらの活動についてPAAの大島克俊理事は「パチンコ・パチスロのファンが減少する中でこの活動を通じて少しでもそれを増やしていければと考えている。JSPAは学生団体だが学生だからこそできる事もある一方、運営においては学生では難しい部分も出てくると予想され、PAAとしては実務的な部分を含めその部分をサポートして行きたい」と語った。
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