一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA、平野輝寿理事長)は12月27日、12月の活動について報告した。
PAAでは、今年度より毎月開催する理事会に加えて、原則偶数月は「PAAサロン」と称する会員間の情報共有や勉強会を開催することとなった。12月はその1回目となり、VLeライナックによる「Xバズメーター」の紹介と、東洋大学非常勤講師でPAA参与の柳井到晶氏から「賛否両論ある産業の広告に関する研究」の解説を受けた。
また、12月14日には東京都豊島区の東京高田馬場BSホールとWEB会議システムを併用して理事会を開催。平野理事長はあいさつで「PAAは横のつながりがメリットの一つと考えているが、今回から始まるPAAサロンへもぜひ参加いただき、役立てていただければ幸いである」と述べた。続き、業界情報の共有として篠原相談役から、広告規則の改訂、スマスロ発売に伴う業界動向や広告周りの状況、および12月1日に施行された中古機流通に関する要綱の一部改正の解説などが行われた。またアドバイザーの茂木欣人氏からも、広告規則改訂やスマスロに関する情報が共有された。
当日は活動報告が担当理事より行われ、防災拠点ネットワークWGは情報掲載件数が800店舗超となり、さらに充実したサービス提供へ発展させたいと意向を提示。広告・宣伝WGは11月に行った「PAA広告大賞」について報告したほか、「ぱちんこ産業広告動態調査」の継続意向を示した。またギャンブル依存WGからは5月の啓発週間に向けて2023年1月からWG活動を本格化させること、企画制作WGからは業界団体のサイト構築コンペの開催と事務局で参加希望受け付けを行うこと、パチンコパチスロ大賞WGからは持続可能性をさらに強化させるためサーバーの移動を実施するとともに投票時期を1月20日あたりに遅らせる予定であることが伝えられた。
なお、ぱちんこ大会WGはインカレ大会開催を諸般の事情から来年7~9月をめど(夏休み期間)にリスケしたが、その他リクルーティングコンテンツ等は当初の計画通りに進行予定であることが報告された。
PAAは2016年に設立。「ぱちんこ業界の諸問題に積極的に関わりを持ち、広告に関して対応及び意義を浸透させる 」「ファンとぱちんこ業界をつなぐパイプとして、ファン拡大に寄与する」「広告論理の理解向上と広告の信頼性の向上を目指す」の3つを目的とし、ファン向けメディアや広告会社などが参加する。会員企業は2022年12月現在で67社。
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