PAA、「 依存問題勉強会~学生と考えるぱちんこ依存問題~」開催

 一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA、平野輝寿理事長)は5月25日、19日に東京都港区のDMM.com本社セミナーエリアで、学生と共に依存問題について考える「依存問題勉強会 ~学生と考えるぱちんこ依存問題」を開催した旨、報告した。

 なお同勉強会は、全日本学生遊技連盟(学遊連)の協力を得て実施され、学遊連の浪岡将史理事兼北海道支部長をはじめとする10名の学生が、全国から会場とウェブで参加。依存問題に関わる謎解きに取り組んだ。

 開催のあいさつで平野輝寿PAA理事長は「PAAには業界の諸問題に取り組むというテーマがあるが、重要な取り組みの1つとしてギャンブル等依存問題検討WGを設け活動してきた。例年、ギャンブル等依存症問題啓発週間には会員と勉強会を開催してきたが、今年は学遊連の協力を得て学生と一緒に勉強していこうと考えた」と開催経緯を説明。「パチンコ・パチスロを始める時点から依存問題についての正しい知識を伝えることができれば、その後の楽しみ方に大きな違いが出てくると思う。今日は皆と一緒に勉強していきたい」と呼び掛けた。

 続いて、司会のハニートラップ梅木氏(パチ7ライター)とギャンブル等依存問題検討WGの大石大氏が登壇し、4つの謎解きを開始。かなりの難問をヒントを手がかりに解いていき、導き出されたのはキーワード「プラン」「上限」「アドバイザー」「リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)」だった。依存対策に有効なこれらキーワードに対して、RSNで相談員を務めた鈴木智一氏(マルハン西日本カンパニー)が「何が問題なのか、どういった対策が行われているのか」を丁寧に解説した。

 学生からも、「コロナ禍でRSNへの相談件数に変化はあったのか」「若年層は射幸性の高い台を求めがちだが依存との関係性はどうなのか、また業界側は射幸性と依存の関係性についてどう見ているのか」「紙媒体以外の告知ツールやSNS・チャットなどを使った相談受付等、新しいシステムやユーザーをサポートする枠組みなどをRSNでは検討しているのか」といった質問が寄せられた。これに対して鈴木氏が回答し、知識や情報の深掘りが実現した。同勉強会は今後も継続していく意向にあるという。

 PAAは2016年に設立。「ぱちんこ業界の諸問題に積極的に関わりを持ち、広告に関して対応及び意義を浸透させる 」「ファンとぱちんこ業界をつなぐパイプとして、ファン拡大に寄与する」「広告論理の理解向上と広告の信頼性の向上を目指す」の3つを目的とし、ファン向けメディアや広告会社などが参加する。会員企業は2023年5月現在で69社。

 

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