【総会】兵庫県遊協 第55回通常総会を開催

 兵庫県遊技業協同組合(平山龍一理事長)および同連合会、同防犯協力会の通常総会が6月9日、神戸市中央区の「ANAクラウンプラザホテル神戸」にて開催された。

 開会に続き、大木盛生専務理事より総会成立が報告された後、あいさつに立った平山龍一理事長は、「昨年度は、ギャンブル依存症における各種対策を全県一致で地道に進めた。その結果、当局から一定の評価を得ることが出来た。引き続き依存対策を着実に進めることで、業界の実態を社会全体に伝えて行くことが肝要である」と述べ、自己申告・家族申告プログラム導入店舗の増加に向けた対策をさらに加速するべく、組合員への理解と協力を要請した。あわせて、業界の社会的地位向上を目的とする「社会貢献活動」の継続実施の重要性を説き、15の支援団体に支援金を贈呈、兵庫県警察本部には特殊詐欺の被害状況を鑑み、事前警告付録音装置を1,000台寄贈したことなどを報告した。また広告宣伝については、文言等の表現の幅は広がったが、「広告宣伝ガイドライン」に沿った運用に留意することで、社会に対する信用を得ることへの理解を求めた。

 続き、来賓祝辞では兵庫県警察本部生活安全部長の祝辞を山下義宏保安課調査官が代読、警察行政への深い理解と協力に謝意を述べた後、組合の日頃からの社会福祉貢献活動に真摯に取り組む姿勢に敬意を表した。加えて、この度、県警に寄贈された事前警告付録音装置にも触れ、「この装置の導入で、特殊詐欺の未然防止、被疑者検挙の向上に繋がる」と述べ、治安の維持に全力を尽くすことを誓った。一方で、業界として取り組むべき課題が多い中、社会の要請に真摯に向き合うことで、ぱちんこ営業の健全化に向けた取り組みに期待を込めた。

 議案審議では、令和4年度の事業報告及び収支決算報告、令和5年度の事業計画及び収支予算案の設定等の審議が行われ、上程議案はつつがなく満場一致で原案通り承認可決された。

 総会後の懇親会では、来賓として末松信介参議院議員、加田裕之参議院議員、阿部恭久全日遊連理事長が出席、それぞれあいさつを述べた。※加田議員は公務(災害対策特別委員会)のため秘書のかたがあいさつを行った。

(写真)ヘッダー:平山龍一理事長 フッター:兵庫県警察本部生活安全部長の祝辞を山下義宏保安課調査官が代読

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