【総会】三重県遊技業協同組合 第63回通常総会

 三重県遊技業協同組合(三遊協、権田清理事長)は5月21日、三重県津市のホテルグリーンパーク津において、第63回通常総会を開催した。

 総会に先駆け、寄付金・助成金の贈呈式が行われ、NPO法人フリースクール三重シューレに三重パチンコ・パチスロファン感謝デーの収益の一部が運営支援金として寄贈され、三重県防犯協会連合会には防犯啓発活動を行う際に使用する啓発用4点セットが寄贈された。さらにNPO法人三重ダルクに対しては、パチンコ・パチスロ社会貢献機構が本年度の助成金を内定したことに伴い、三遊協からも協同助成を行うこととなり、助成金内定証が授与された。

 総会冒頭、あいさつに立った権田理事長は、本年1月に発生した能登半島地震に触れ、被災地域への支援状況、ならびに自然災害が発生した場合に備えて、総会前日に三重県、三重県警察本部、三遊協の三者で災害時における協力および支援に関する協定を締結したことなどを報告し、南海トラフ地震への備えの必要性を訴えた。また業界の現状については、コロナ禍を過ぎた現在もなお、以前の状況まで業況が改善していないと指摘。依存問題に軸足を置きながら、ファン創出への取り組みを継続するとした。

 続いて、来賓の三重県議会議員の石田成生氏(自民党三重県連)があいさつ。災害に備える三遊協の取り組みや日頃の社会貢献活動に敬意を示した他、総会前日に久しぶりにパチンコを経験したエピソードを披露。ホールが近代化されていること、高齢者が多く来店していたことなど新たな発見があったとした。

 また、三重県警察本部の出口浩生活安全部長は、三遊協ならびに関係者の日頃の警察行政への協力に謝意を示した上で、パチンコ・パチスロが身近で手軽な大衆娯楽として多くの人から親しまれることを期待すると述べた。

 総会は組合員22名のうち、出席者17名、委任状4名により定款に基づき成立し、議案審議が行われた。議案審議では令和5年度事業報告及び収支決算承認の件、令和6年度事業計画決定の件、令和6年度収支予算決定の件、定款変更の件、役員補充・新役員選任の件、総会スローガン採択の件が審議され、いずれも満場一致で承認された。

 総会終了後は懇親会が行われ、三重県名産品を中心に用意された豪華な料理に参加者は舌鼓を打った。

(写真)左から、権田清理事長、三重県議会議員の石田成生氏、三重県警察本部の出口浩生活安全部長

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