静岡県、愛知県、山梨県、長野県などでパチンコホールを展開するABC(静岡市駿河区)は3月11日、静岡県総合社会福祉会館シズウエルにおいて「児童養護施設等退所児童応援事業」寄附金贈呈式を開催した。今年で3回目となるこの事業は、静岡県内の児童養護施設等を退所(卒園等)し、4月より新生活を始める児童を対象に必要な支度費として、一名につき4万円を寄附するもの。児童が自立し、より充実した新生活が送れることを願い、必要な品物(家電製品、寝具、スーツ等)を購入する際の資金として援助している。
ABCの冨田英児社長は、「私どもは地域のお客様の応援によって事業を営んでいる以上、社会貢献活動も、より地域に密着した身近な方々への応援事業をしていきたい。いろいろな境遇のお子様がいらっしゃると思いますが、応援してくれる人は近くにいるよと感じていただけたらと思います」と述べ、静岡県社会福祉協議会の立ち会いのもと静岡県児童養護施設協議会渡井すみ子会長に目録を贈呈した。
また、渡井会長からは「コロナ禍の大変厳しい状況下でも、こうして変わらずご支援をいただき心温まるメッセージを賜ることは、ご支援をいただく子供たちだけでなく日々寄り添っている私たち職員にも、同時に大きな力と勇気をいただいております」と謝辞が述べられ、同社に感謝状が贈呈された。
<概要>対象者=静岡県児童養護施設協議会の児童養護施設12か所及び自立支援ホーム2か所に入居している児童のうち、2021年3月に退所(卒園)する児童(今年度は12施設、31名が対象)/寄附金124万円(31名)/寄附金累計額372万円(2020年~ 計93名)
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