遊技事業を中心に総合エンターテインメント事業を展開する延田エンタープライズ（大阪市中央区）は3月19日、4月１日より基本給のベースアップを全社員・パート／アルバイトを対象に行う旨、伝えた。2022年12月に続く2度目のベースアップとなる。

　新型コロナウイルス、ウクライナ危機による世界的な物価高騰を契機に政策も相まって企業の価格転嫁が進んだことによる物価上昇が継続されているなか、潤沢な資金を有する企業に限らず、同社のような非上場の企業においても「従業員の雇用や生活を守ること」を第一と考える延田尚弘代表の信念より、今回のベースアップが実現したという。

　ベースアップを行うことで労働環境の改善が日本全体へと広がっていくことを視野に、従業員やその家族の生活の安定を図ることを目的としている。

　延田グループは、厳しい市場環境下でありながらも遊技場を中心に、常に新しい顔を見せ続ける温浴施設、今年で第22回を迎える「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」の大会地であるマスターズゴルフ倶楽部は多くの人に愛され、同社の業績も堅調に推移しているとのこと。

　なお、ベースアップの概要は次の通り。

＜対象者＞正社員、非正社員【パート／アルバイト】2,854名（正社員1,158名、パート／アルバイト1,696名）※4月1日現在での想定人数
＜実施内容＞4月1日より正社員＝月額１万円の一律ベースアップ、パート／アルバイト　＝時給50円の一律ベースアップ