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サミー、報酬制度を改定

 サミー(東京都品川区)は4月3日、従業員がポテンシャルを最大限に発揮できる環境の構築と魅力的なコンテンツを創出し続けるための人財投資を目的として、報酬制度の改定に着手する方針を決定した旨、伝えた。

 報酬制度改定の概要は以下の通り。7月1日よりベースアップや賞与の一部組み込みなどを行い、年収における基本給の比率を高めるとともに、退職金制度を改定し、既存従業員の月額平均給与を約22%引き上げる方針。なお、年収ベースでは平均約15%程度のアップとなり、退職金の前払い制度(選択制)の導入を予定するなか、その選択により増加率は変化するという。また、これらの改定により大卒初任給は現在の23万5千円から最大約28%アップし、30万円となる。

 サミーでは今後、規則等に適応し市場ニーズに応える斬新なゲーム性を備えた製品の開発・供給に取り組み、販売シェアを維持・拡大していくためには、優秀な人財を確保し充実させることは必要不可欠と判断。今般の報酬制度改定への着手を決めた。

 本制度改定は、ベースアップ等で従業員の収入を一層安定させ、さらなる成果の発揮と自己研鑽に臨みやすい環境を実現するとともに、多様化かつ流動化する社員のキャリアやライフプランに対応することで、魅力的なコンテンツを創出するための優秀な人財を獲得・維持・強化し市場における競争力および成長力を高めることを目的として実施する。

 サミーは、「すべての従業員がポテンシャルを最大限に発揮できる環境の構築に向け、役割や貢献に応じて処遇する報酬体系の整備」、「社員一人一人が自分らしい人生を送るための働き方をサポートする施策の拡充」などさまざまな人事制度の改革に取り組んでいる。

 またセガサミーグループでは、グループ全体の取り組みとして企業内大学「セガサミーカレッジ」を構え、新入社員から役員にいたるまで、あらゆる研修を実施するなど人財教育にも積極的に投資している。現在は「セガサミーカレッジ」を拡充し、マルチカルチャー人財(外国籍である、海外滞在歴があり多文化を経験している、英語・中国語など複数の言語で一定のスキルを認められているなど複数の基準から認定。多様なカルチャーに接し、その経験を業務に活かすことのできる人財)の育成に向けた語学教育プログラムを導入するなど、従来の約3倍となる年間約4.5億円(2023年3月期実績)の教育投資を実施。今後も経営戦略・事業戦略と整合したさまざまな教育施策の導入・運用を予定しており、2031年3月期までに累計40億円以上を投資することを見込んでいる。

 

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