福岡県遊技業協同組合（平岡聖教理事長）および同連合会（第74回）、同防犯協力連合会（第40回）の通常総会が５月28日、福岡市博多区の「グランドハイアット福岡」にて開催した。

　総（代）会の成立が報告された後、平岡理事長は、一昨年から運用されている広告宣伝、賞品提供、貯玉再プレーの３つに関するガイドラインについて、「とりわけ再プレーについては、注目されるところでもあり、既に運用されている現場においても、良い方向に向かっている」との認識を示した。また今夏の参議院選挙について触れ、その結果いかんでは業界も新たなる局面を迎えることになると言及した。

　議案審議では、2024年度事業概況並びに決算関係書類・監査報告、2025年度事業計画案・収支予算書案の設定等の審議が行われ、原案通り可決承認された。

　総会終了後、本年４月に警察庁から異動され、前任の野課長補佐の後継として、福岡県警察本部生活安全部生活保安課に着任された長澤陽介課長補佐が、日頃からの警察行政への理解と協力に謝意を述べた後、「ぱちんこ業界の現状と遵守事項」と題し講和。業界として取り組むべき課題として、「業界の健全化に向けた自主的な取り組みの推進」、「ぱちんこへののめり込みや依存対策」、「子どもの車内事故防止」の３点を挙げ、とりわけ各種ガイドラインの遵守については、立場をともなった責任ある行動への理解を促すとともに、警察行政としても、業界の健全化に向けた取り組みについては、引き続き支援をして行きたい旨を述べた。

　祝賀会では恒例の社会貢献寄付金贈呈式が催され、（公社）福岡県防犯協会連合会、福岡県児童養護施設協議会、（公社）福岡県少年警察ボランティア協会、（公社）福岡犯罪被害者支援センター、（公財）福岡県暴力追放運動推進センター、（公財）九州盲導犬協会、制服バンク福岡（『学生服おゆずり会』）の７団体に寄付金が贈られた。

（ヘッダー写真）平岡理事長
（フッター写真）左：長澤課長補佐、右：社会貢献寄付金贈呈式