京都府遊技業協同組合青年部会(京遊協青年部会、木下大佑部会長)は4月21日、京都市上京区の京都ブライトンホテルにおいて、第48回定期総会を開催した。冒頭、総部会員数10名中、本人出席6名ならびに委任状4名の合計10名により本総会が定款に基づき成立していることが報告された。
続いて、あいさつに立った木下部会長はこの1年を振り返り、「一部はコロナ禍により変更を余儀なくされた活動がある中、概ね例年通りの活動ができたことを嬉しく思う」と述べた上で、今回の総会で役員改選を迎えるにあたり、これまでの部会員の協力に対して感謝の意を示した。
議事は、新井丈博理事が議長として進行され、第1号議案「令和4年度活動報告、決算報告及び監査報告承認の件」、第2号議案「令和5年度活動計画(案)承認の件」、第3号議案「令和5年度予算(案)の承認の件、第4号議案「京都府遊戯業協同組合青年部会規約の一部変更の件」、第5号議案「役員満了に伴う役員改選の件」のすべてが満了一致で可決承認された。
役員改選では、木下部会長の重任が決定。木下部会長は重任について「来期はコロナ禍以前よりもさらに活発な活動に取り組み、業界が抱える課題の解決に挑戦したい」と抱負を語った。新井若尊副部会長、金本鎮吾副部会長も重任となった。
来賓のあいさつで、京都府警察本部生活安全部生活安全企画課許可等事務審査室の向日路孝祥室長補佐は、京遊協青年部会による日頃の警察行政への協力について謝辞を述べた後、ぱちんこ営業の健全化の観点から講話を行った。広告宣伝のあり方については、昨年12月に警察庁保安課長通達が発出されたことに触れ、その趣旨について「広告宣伝について生じていた地域差を可能な限り解消すること」「業界団体による健全化に対する各種取り組みを踏まえ、広告宣伝の健全化についても業界団体の自主的取り組みに期待して、一定程度これを委ねることにした」と述べ、広告宣伝が緩和されたという誤った認識をもって脱法的広告宣伝が行われることがないように、組合が先頭に立った健全化への取り組みに期待を示した。また、のめり込み・依存防止対策の観点からは、「依存問題については府民の関心が高い。業界がどのように見られているかという視点が欠かせない。のめり込みにより不幸な状況になる方が少なくなるよう、各種取り組みを着実に進めて欲しい」と要望した。
続いてあいさつに立った京遊協の白川鐘一理事長は、4月14日に大阪府の統合型リゾート(IR)建設のための区域整備計画が認定されたことに触れ、「これからますます我々の業界が締め付けられるように思う。のめり込み・依存防止対策についてはよく理解して、我々の業界の取り組みをしっかりと説明できるようになって欲しい」と要望した。
(フッター写真)木下大佑部会長
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