全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、阿部恭久理事長)は4月16日、東京都新宿区の遊技会館大会議室において4月の全国理事会を開催。終了後、ZOOMによる記者会見を開催した。
記者会見では、メディアがギャンブル依存を報じる際に、競馬などのギャンブルとぱちんこを一括りにした表現を用いることがある点について言及があり、阿部理事長は「メディアとのコミュニケーションを深めることで人間関係ができれば、ぱちんこに対する誤解も少なくなる」と述べ、ぱちんこ業界の長年ののめり込み対策などを丁寧にメディアに伝える必要性が語られた。
また、5月14日からの「パチンコ・パチスロ依存問題の啓発週間」については、啓発週間用21世紀会作成ポスターの他、営業所におけるデジタルサイネージによる啓発活動への協力が理事会で要請された。
なお、2024年3月末時点(4月16日集計)での全日遊連加盟店舗数は、営業店舗数6,217店舗。3月の新規店舗数は1店舗、廃業店舗数は60店舗となっており、遊技機台数はぱちんこ遊技機1,868,154台、回胴式遊技機1,214,065台、合計3,082,219台となっている。
理事会における決議事項、報告事項は以下の通り。
【決議事項】
第1号議案 新理事の所属委員会について
・山口 秀一 理事(石川県) 総務委員会
第2号議案 2025年度第35回全国パチンコ・パチスロファン感謝デーの実施について
【報告事項】
(1)パチンコ・パチスロ依存問題への対応について
・啓発週間用21世紀会作成ポスター
(2)遊技機流通制度連絡会の開催結果について
(3)ファン感謝デー関連の報告について
(4)2023年度 各都道府県組合による「立入検査」実施状況及び「パチンコ・パチスロ健全化ネット」投稿状況について
・2023年度 各都道府県組合による「立入検査」実施状況及び「パチンコ・パチスロ健全化ネット」投稿状況
(5)「ギャンブル依存」に関する報道への対応について
(6)一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構からの報告について
・2023年社会貢献、社会還元の実施状況調査結果
(7)その他
・組合加盟店舗の実態調査結果について(経過報告)
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